歴史と文化の香りを感じる名所
山居倉庫(さんきょそうこ)
酒田を代表する観光スポットで、明治時代に建てられた米の貯蔵庫です。欅並木と白壁の風景が美しく、現在は一部が資料館「庄内米歴史資料館」として公開されています。NHKドラマ『おしん』のロケ地としても知られています。
本間家旧本邸・本間美術館
江戸時代に「本間様には及びもせぬがせめてなりたやお代官に」と詠われた豪商・本間家の旧邸宅。美術館では日本画や書、茶道具などが展示されており、庭園も見事です。
日和山公園(ひよりやまこうえん)
日本海や酒田港を一望できる絶景の公園。園内には、日本最古の木造六角灯台(旧日和山灯台)や、帆手まつりの船を模したモニュメントなどがあり、酒田の港町の歴史を感じられます。
自然と海の恵みにふれるスポット
酒田港
日本海の重要港のひとつで、古くは北前船の寄港地として栄えました。現在も大型船が行き交い、酒田の海と産業を支えています。周辺では港町らしい風情が楽しめ、散策にぴったりです。
土門拳記念館
酒田出身の世界的写真家・土門拳の作品を展示する美術館。建築家・谷口吉生氏設計の建物と、池を取り囲む日本庭園が調和し、静謐な空間で芸術を堪能できます。
十六羅漢岩
酒田市南部の海岸線に位置し、荒波の中に刻まれた羅漢像が並ぶ名勝。18世紀に造られた石仏群で、夕日の美しさとともに荘厳な雰囲気を醸し出します。写真撮影スポットとしても人気です。
神社仏閣と精神文化の拠点
善寶寺(ぜんぽうじ)
海の守護神として篤く信仰される龍神を祀る名刹。五重塔や本堂など重厚な建築が並び、修行道場としての風格も感じられます。魚に関わる人々の信仰を集めており、漁師の参拝も多い寺院です。
四季を通じて楽しめる酒田の魅力
春:桜と港町の風情
日和山公園や最上川堤防などで美しい桜が咲き誇り、川沿いを歩くと春の穏やかさが満喫できます。
夏:酒田港まつり
毎年7月には「酒田港まつり」が開催され、花火大会やパレード、伝統芸能の披露が行われ、地元の熱気を感じられます。
秋:味覚と紅葉
庄内米の収穫の時期であり、新米を使った料理が美味しい季節。加えて、本間美術館の庭園などで紅葉が楽しめます。
冬:日本海の厳しさと温泉
海から吹く冷たい風と雪に包まれる厳冬の中でも、あつみ温泉や湯野浜温泉への足を延ばせば、雪見風呂で癒しのひとときが楽しめます。