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酒田(庄内) 観光ガイド

庄内エリアには吉祥寺、厳島神社、大山などの観光スポット、花祭り、だるま市、八朔祭などの観光イベント、そば、粕汁、漬物などのご当地グルメがあります。

山形県の日本海側に位置する鶴岡市と酒田市は庄内地方を代表する都市で、最上川が流れ着く日本海沿いの海水浴場で海水浴が楽しめ、内陸では出羽三山や標高2,236mの鳥海山を中心に自然が豊かな街並みです。

酒田市は自然が豊かな観光地で、海では浜中あさり海水浴場、山では松山スキー場、水辺では玉簾の滝や十二滝が観光名所となっています。温泉も有名な庄内地方ですが、鳥海山麓の湯ノ台温泉は絶景と楽しめるとして観光客に人気の場所です。

さらに、あまり知られていませんが、実は即身仏が多いのが庄内地方の寺社の特徴でもあり、なかでも酒田市の海向寺には日本で唯一二体の即身仏が祀られています。

庄内地方のグルメといえば庄内の酒。鳥海山や月山から流れる良質な水と酒米が日本屈指の日本酒を生み出します。そして、そのお酒に合うのが庄内地方でしか食べられないだだちゃ豆・月山筍・南禅寺豆腐でしょう。お酒の飲めないお子様には、伝統ある食玩のカラカラ煎餅などがぴったりでしょう。

日本海と最上川沿いに発展した庄内地方、そして庄内平野を囲む自然はスキー・キャンプ・海水浴・温泉といった娯楽だけではなく、美しい景色や自然と一体になった庄内の歴史と文化を観光客に見せてくれるはずです。

酒田(庄内)のおすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

本間美術館

京風の建築と国指定名勝の庭園美術館

本間美術館は、山形県庄内地方の大地主であった本間家が収集した品を保管・展示する山形県の登録博物館です。酒田の豪商本間家の別邸として利用されていた場所で、昭和22年に別邸「清遠閣」と庭園「鶴舞園」を開放し、1947年に戦後初の私立美術館として開館しました。 収蔵品は本間家が代々受け継ぎ、充実させてきた美術工芸品を中心としています。鶴舞園(清遠閣を景観に含む)は国の名勝に指定され、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで二つ星、清遠閣は一つ星、美術館としても一つ星を獲得しています。 所蔵品には円山応挙の「鼬図」、本間家が大名から拝領した品、歴史資料として価値の高い文書、当主が好んだ茶道の器物など...»

山居倉庫

テレビ小説「おしん」のロケーション舞台

山居倉庫は、1893年に建てられたケヤキ並木と黒板塀が印象的な米貯蔵庫です。酒田市の南部、新井田川の河口近くに位置し、庄内米の貯蔵庫としてその歴史は藩政時代に遡ります。 現在の倉庫は12棟の土蔵造が並び、倉庫前の船寄や裏手のケヤキ並木と共に往時の風情を感じさせます。このうち1棟は庄内米歴史資料館及び酒田市観光物産館として公開されています。 屋根を二重にして断熱材代わりにし、倉庫の裏側にケヤキを植えて西日避けや強風避けにするなど、低湿管理が行われ、昔ながらの工夫と仕掛けで湿気と熱から米を守っていました。2022年に129年の米倉庫としての役割を終えました。...»

玉簾の滝

落差63メートルの直瀑

山形県内一の高さ63メートル、幅5メートルの滝で、断崖絶壁から垂直に落下し、その壮麗さは圧倒的です。段差のない直瀑の滝としては東北地方でも有数の規模を誇ります。 この滝は、およそ1200年前に高僧・弘法大師(空海)が神のお告げにより発見し、命名したとされています。 かつて山岳宗教の修験場として利用され、厳しい修行が行われました。滝の前には御嶽神社が祀られ、現在もパワースポットとして多くの人々が訪れています。...»

日和山公園

港町・酒田の白い帆船と白亜の灯台

日和山公園は、酒田市街、酒田港、日本海、最上川から出羽三山まで一望できる場所に位置しています。園内には芭蕉の句碑や白亜の木造六角燈台、大正時代の医院、西廻り航路開発に貢献した河村瑞賢の記念像などがあり、広さは3.9ヘクタールです。 日本の都市公園100選、日本の歴史公園100選の一つで、日本の夕陽百選にも選ばれています。桜の名所でもあり、毎年4月中旬には酒田日和山桜まつりが開催されます。...»

丸池様

神秘の泉に魅せられる映えスポット

訪れるたびにエメラルドグリーンの水面が変化する美しい池です。この池は、直径20メートル、水深3.5メートルで、湧き水だけで満たされています。水の色は幻想的なエメラルドグリーンで、光の加減により微妙に色を変えていきます。透明な水面を見ていると、底からボコボコと湧き出る水の様子が観察できます。 自然と信仰 丸池様は、鳥海山大物忌神社の境内地であるため、手つかずの自然が残っています。地域住民からは古くから信仰の対象として大切にされてきました。この神秘的な泉は、多くの人々を魅了し、庄内地方でも屈指の映えスポットとなっています。 周囲の環境 丸池様の周囲は、鬱蒼とした樹木に囲まれています。エメラ...»

胴腹滝

左右の滝で味が違う名水

行列のできる遊佐の名水 胴腹滝は、高さ約3メートルの潜流瀑です。鳥海山の伏流水が山腹から湧き出る様子から名付けられました。身体の「どうっぱら」から湧き出る滝という意味です。一・二ノ滝渓谷に向かう途中、杉の木立が照り続ける陽射しをさえぎり、山の斜面から豊かな清水が湧き出しています。滝は不動尊を真ん中にして、岩の裂け目から左右に二筋の滝が流れています。 ミネラル成分もたっぷり含まれており、右と左の水は水質が違い味が違うと言われています。地元の人たちは、自分の好みに応じて右の水を汲む人、左の水を汲む人、半分ずつ混ぜる人に分かれています。一年中凍ることなく、年間を通して多くの人が水を汲みに訪れます...»

鳥海山大物忌神社

日本百名山、鳥海山の鎮座する古社

鳥海山大物忌神社は、山形県飽海郡遊佐町に位置し、出羽国一宮として知られる神社です。この神社は鳥海山の山頂に本社を持ち、山麓には吹浦(ふくら)と蕨岡の2か所に「口ノ宮」と呼ばれる里宮があります。 歴史と創祀 この神社の創祀は、第十二代景行天皇の時代、または第二十九代欽明天皇二十五年(564年)の頃に始まったと伝えられています。鳥海山が噴火するなどの異変が起こると、朝廷から奉幣があり、鎮祭が行われました。 社殿と御祭神 本社は鳥海山の山頂に鎮座し、山麓には吹浦と蕨岡の二か所に「口ノ宮」と呼ばれる里宮が設置されています。御祭神は大物忌大神と月山神で、5月5日の例大祭と4日の前夜祭には吹浦田楽...»

舞娘茶屋 相馬樓・竹久夢二美術館

あでやかな舞娘の演舞に酔いしれる

相馬樓は、北前船が往来していた時代から続く有名な料亭「相馬屋」を改装してオープンした施設です。石畳が敷かれた舞娘坂を上ると、朱色の塀と茅葺の屋根が目を引き、風情ある佇まいが料亭として栄えていた時代を想像させます。 館内には、赤い毛氈(もうせん)が敷かれ、水墨画や絵画が描かれた襖や陶器製の引き手など、繊細な技巧が随所に見られます。また、美人画で有名な竹久夢二の作品を展示した部屋もあり、叙情豊かな竹久夢二の世界に浸ることができます。...»

鳥海ブルーライン

海と山の大自然を満喫!絶景ドライブ

鳥海ブルーラインは、海抜0メートルから一気に標高1,100メートルまで駆け上る山岳観光道路であり、広大な鳥海山麓の残雪、新緑、紅葉、日本海の青い海や庄内平野の眺望を楽しめます。天気に恵まれれば、飛島や佐渡も見渡すことができる快適なドライブコースです。夏には鳥海登山に訪れる人々で賑わい、ブルーラインから見下ろす日本海の夕陽も見応えがあります。 鳥海ブルーラインとは 鳥海ブルーラインは、海抜0メートルから一気に1,100メートルまで駆け上る観光山岳道路です。この道路は日本海を望む国道7号線と、秋田県にかほ市、山形県遊佐町を結んでおり、眼下には日本海の青い海や飛島、佐渡が広がり、はるか遠くには男...»

小野曽神社

ひっそり佇む神秘の杜

鳥海山の麓にある小さな神社です。周囲は深い山々に囲まれ、神秘的な雰囲気を漂わせています。山形県飽海郡遊佐町の小野曽地区、鳥海山5合目に通じる山岳観光道路「鳥海ブルーライン」の途中にあります。 鳥海山は、年間降水量が多いことから「水の山」とも呼ばれています。日本海から流れ込む対馬海流の暖かい水蒸気が上昇し、冬の北西季節風に乗って鳥海山にぶつかり、豊富な雨や雪をもたらします。 これらの水は沢となり、中腹のブナ林を潤し、川や滝となって麓へと流れ下ります。また、鳥海山は噴火を繰り返して形成されたため、地質は隙間だらけの溶岩層となっています。そこに染み込んだ雨や雪は長い年月をかけてろ過され、清らかな...»

鳥海山 龍頭寺

山岳修験道の歴史と文化を今に伝える寺院

龍頭寺は山形県飽海郡遊佐町蕨岡にある真言宗智山派の寺院で、かつては鳥海山の修験道の最大の拠点でした。この寺の開基については、慈照上人が開いたとする説と新義直公が開いたとする説があります。中世には、鳥海山を中心に真言密教を広める寺として栄え、江戸時代中期には江戸日暮里の浄光寺から法印深海和尚が来て、三宝院醍醐寺の直末としての地位を確立しました。これにより、龍頭寺は真言修験の道場として33の坊を統率する中心的な存在となりました。 名称の由来と仁王像 龍頭寺の名称は、鳥海山の山頂に参拝した人が下を見たところ、龍が昼寝をしてとぐろを巻いた姿に見え、この地がちょうど龍の頭の部分であったためとされてい...»

山形県産 岩がき

濃厚な自然の甘味とプリプリした食感

山形県庄内地方の夏の風物詩として親しまれている「岩がき」。最最上川や赤川、月光川など多くの川が流れ込む庄内の海は、ミネラルの多い淡水が混じり合うため、塩味が薄く甘みが増す岩がきが育ちます。特に美味しいとされるのが、遊佐町吹浦港で獲れる岩がきです。 旬の時期になると、港では毎日7000~8000個の岩がきが水揚げされます。鳥海山に降った雪や雨が長い年月をかけてろ過された「伏流水」で育つ岩がきは最高級品として名高いです。新鮮な岩がきは、そのままポン酢やレモンでさっぱりと頂くのが一番。もちろん、焼きガキもおすすめです。旬は7月から9月。...»

庄内 笹巻き

端午の節句に欠かせない伝統食

端午の節句に食べられる伝統食。古くは各家庭で作られていましたが、もち米を詰め笹を巻き、3時間ほど煮るなど、大変な手間と時間がかかるため、近年では手作りしない家が増えてきているようです。食べるときには笹を取り外し、きなこをたっぷりとつけて、甘みともちもち食感を楽しみます。一部、納豆をつける地域や灰汁で煮た黄色いゼリー状の笹巻きもあり、黒蜜で食すところもあるとか。遊佐町では、未来にこの食文化を伝えるため、遊佐町笹巻き研究会を発足し、若い世代へと引き継ぐ活動を行っています。県内全域で食べる習慣が根付いていますが、地域によって巻き方が違います。大きく分けて5つのあり、全域に見られる『三角巻き』と『こぶ...»

西貝

ご当地で食べるだけとられてきた小さな貝

“西貝”は一般的には“レイシ貝”と呼ばれ、北海道から中国地方まで広い範囲に生息するポピュラーな3㎝ほどの小さな巻貝で、産地ではよく食べられているが、都内などの消費者地域にはあまり出回らない食材。 夏に旬を迎えるこの貝は、海辺でよく見られるので、磯遊びの際に見かけたことがある方も多いかもしれません。 山形県の庄内地方では“ニシゲ”と呼ばれており、昔から食べられていたものの、市場などにはあまり出回ることがなかったという。それが近年になってスーパーや鮮魚店にも並ぶようになってきたようだ。 庄内地方での食べ方は味噌汁。少し苦味がありますが、それでも旨みが豊かなため、貝の甘みが汁と相性が良く、味噌...»

吹浦産 岩ガキ

夏に味わう濃厚な旨味と磯の香り

世界でも類を見ないほど降水量が多いとされる鳥海山。そのふもとの遊佐町吹浦では、鳥海山の冷たい伏流水が海底から涌きあがることで、良質な岩ガキが育ちます。この湧水は『海底湧水』となり、岩ガキの生育に最適な環境を提供します。 真水の湧く海底で育つ岩ガキは、冬に旬を迎える牡蠣とは別の種類です。その魅力を存分に味わうには、この土地で新鮮なまま食すのが一番です。地元の方々は、遊佐の道の駅などで新鮮な岩ガキを楽しみます。 日本海沿岸の岩礁で育つ天然岩ガキは、春から夏にかけてが旬です。産卵を控えて旨みをたっぷり蓄えた岩ガキは、身が太り、甘みも増します。7月と8月が特におすすめの時期です。...»

アオリイカ

大迫力の大きさが特徴的なイカ

アオリイカはとにかくその迫力ある大きさが特徴だ。胴長は約45センチほど。大きいものでは50センチ以上、重さは6キロ以上に達するものもある。庄内浜を含め、沿岸域に生息するイカとしては大型の部類に入る。6月から7月にかけて雨が少なく、暑い日が続くとその数が多くなり、大型のものが揚がる確立が高くなる。これは、海水が高温になり孵化に必要な期間が短くなるのと、成長するのが早くなる為だ。 甘みがあり、刺身や一夜干し天ぷらなど様々な食べ方があるため人気が高い。 旬     9月 10月 11月 12月 ...»

由良 穴子

見た目に騙されないで!お酒のつまみに最高です

専門の漁師が数少なく、年々希少になってきていることで、近年TVでも度々取り上げられている由良穴子。普通のあなごに比べるとかなり小さくて体長はだいたい30センチくらいである。地元の方は一夜干しにしたものを焼いて食べることが多い。すべて軟骨の骨は食感がコリッコリッで、病み付きに。7~9月頃にしか味わえない庄内の希少な夏の珍味である。 深海に生息しているため眼は退化しているが、獲物を感知すると周りの海水を一瞬にして粘性にし、敵の身動きが取れなくなったところを捕食するという変わった性質を持っている。 別名     ぬたうなぎ旬     7月 8月 9月 ...»

白なす「遊佐のお嬢さん」

雪のような真っ白さが売り

雪のように真っ白な皮の「遊佐のお嬢さん」は、遊佐町で栽培されている大変めずらしい茄子だ。その特徴は何と言ってもその外観にあり、雪のような真っ白さが売りの一つ。普通のなすの外観とは明らかに違う、フランス産のこだわりの白茄子は、栽培に非常に手間がかかる一方で遊佐のなすの代名詞ともなっている。普通のなすよりもやや硬いので、和風の煮付けなどよりも、洋風に煮込んだラタトゥイユやグラタンなどに合うとのこと。 旬     6月 7月 8月 9月 ...»

庄内メロン

甘い芳香とジューシーな果肉、夏の王様

庄内砂丘で栽培されるメロンは、甘い芳香とジューシーな果肉が特徴の逸品です。旬は6月20日頃から8月10日頃まで。庄内メロンを含む日本で流通しているネットメロンは、品質を高めるために1本の蔓から1個しか収穫しないことが一般的です。 山形県はメロンの生産量が全国第5位で、主に酒田市、鶴岡市、遊佐町などの庄内地域で栽培されています。庄内砂丘メロンは甘くて高品質なことで知られています。庄内砂丘でのメロン栽培は、大正7年に始まり、昭和42年頃には人気品種のプリンスメロンが生産されるようになりました。 ...»

ガサエビ

庄内浜沖の深海に生息する希少な甲殻類

「エビ」と付くが「海老」の仲間ではなく、シャコ科の甲殻類。庄内浜沖の深海に生息する希少なもので、鼠ケ関港で多く水揚げされる。秋から冬にかけてが旬。 甘エビとは違った独特が甘みがあり、身がしっかりとしていることから、刺身や素焼き、唐揚げ、天ぷらなどの和食から、グラタンやスープなどの洋食など、幅広い食べ方で親しまれている。庄内ではスーパーにも並び、家庭でもお馴染みの食材のひとつ。 旬     1月 2月 11月 12月 ...»

むきそば

冷やしていただく夏の名物!酒田に古くから伝わるそば料理

収穫したそばの実を殻をむかずにそのままの状態で茹でる。茹で上がったら、殻から実を取り出して、そこにだし汁をかけて、とろろやネギ、刻み海苔、わさびなどを添え、冷やしていただくそば料理のこと。山形県の酒田地方で古くから伝わる料理で、今なお、夏の名物として親しまれている。もともとは、関西地方の寺院などで精進料理として食されていたものを、明治の初期、酒田が港町として栄えていた頃に、料亭でお客様に提供されたのがはじまりだという説がある。...»

バイ貝

お酒のあてにぴったり。コリコリ食感と甘みがクセになる!

庄内の寿司屋や小料理屋ではお馴染みの食材である“バイ貝”。ひとことでバイ貝といっても種類は様々。浅瀬でとれる“ひと言でバイ貝といっても種類は様々。浅瀬でとれるものから沖合いでとれるものまで、“ニシバイ”“ツバイ”“エッチュウバイ”“エゾホラモドキ”と大きさや形によって呼び方も違うようだ。新鮮なものは刺身にして食べると美味だが、煮付けたバイ貝に甘辛タレをつける甘辛煮も人気があるメニューだ。庄内では夏においしい食材として知られている。特に7~8月の底引き網の禁漁期間には、その間に漁師たちがバイ貝漁に転向するため、飲食店でよく見かけられるようになる。 別名     ツバイ、エッチュウバイ、オオエッ...»

山形県産 梨

山形県で梨の栽培は江戸時代初期より行われ、長い歴史を誇る。主な産地は酒田市と鶴岡市。とくに酒田市の刈屋エリアで作られる梨は「刈屋のなし」というブランドで全国に名高い。かつては「南の二十世紀、北の長十郎」と言われ、刈屋地区を中心に長十郎という品種の梨が作られたが、時代とともに、品種を変え、現在では「幸水」「豊水」を中心とした品種を栽培する。フルーツタウンと称される鶴岡市の櫛引エリアでは、観光果樹園が点在し、「幸水」「豊水」などの和梨をはじめ、ラ・フランスなどの洋梨ものフルーツ狩り体験が人気。 旬     9月 10月 ...»

カナガシラ

角ばった頭を持つおいしいお魚

胸ビレを足のように使って海底をはうように移動しているホウボウ科の魚。白身魚で産地では非常に美味なことで知られるが、かたい骨に覆われた頭や小骨やうろこが多いなど、下処理に手間がかかるため、近年は敬遠されることが増えているという。旬の時期は初春。刺身、煮物、焼き物、どんな調理でも旨みが生きた味を楽しめるが、山形県では味噌汁に入れて食べられることが多い。下処理のめんどうな小骨なども味噌汁ならば、よいダシのもととなるようだ。 別名     金頭、イ、キント、ガッツンなど ...»

庄内産 サクラマス

庄内に待ちわびた春を告げる魚

サクラマスは、庄内に春の訪れを告げる魚であり、昔から春のお祭りのご馳走に欠かせません。実はサクラマスはヤマメと同じ魚であることを知っている人は少ないです。 春先に身体を桜色に染めて川を上ってくるサクラマスは、川で孵化して成長するとともに海へ下り、オホーツク海や日本海を回遊した後、産卵のために再び川へ戻ってくる降海型です。一方、ヤマメは一生を川で過ごす陸封型であり、同じ種でありながら環境によって大きさや形、名前が異なります。...»

遊佐カレー

「月に1度は遊佐カレー」が合い言葉のご当地カレー

「月に1度は遊佐カレー」。このキャッチに込められた思いは毎月1回は遊佐町産元気な季節野菜を入れたカレーを食べましょう。つまり郷土の旬な野菜を食べましょう!という活動。そのため「鳥海山の恵みをいただくカレールウ」は本格的ながら控えめな味とか。 別名     鳥海山の恵みをいただくカレールウ ...»

あみえび醤油(魚醤)

あみえびを使った全国でも珍しい魚醤。天然のうまみ調味料!

酒田の水産会社が開発した、天然のうまみ調味料「あみえび醤油」。元になっているのは、山形県庄内地方に春を告げる魚として知られる“コアミ”。小型の魚だが、脂が乗っていて旨みもたっぷり。しょうがを添えた刺身で食べたり、炒めてご飯にかけるなど、食卓の定番として親しまれている魚だ。そのコアミを塩と漬け込んで、一年以上をかけてじっくりと発酵させて作られたもので、独特の香りはあるが、発酵により凝縮された旨み成分は、濃厚で栄養がたっぷり。いためものなどに数滴たらすだけで、驚くほどコクのある味に仕上げられる。ぜひ一度使ってみて欲しい。...»

十六羅漢岩

日本海の荒波に洗われる岩に彫られた羅漢像

吹浦海禅寺の21代寛海和尚が、仏教の隆盛と衆生の救済、海上安全を願って造仏を発願し、地元の石工たちを指揮して、1864年から5年の年月をかけ、明治元年に22体の磨崖仏を完成させました。この磨崖仏には、16の羅漢に加えて釈迦牟尼、文殊菩薩、普賢菩薩、観音、舎利仏、目蓮の三像を合わせて22体です。 これだけの規模で岩礁に刻まれているのは日本海側ではここだけといわれ、歴史的にも貴重な資源です。また、未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選(水産庁選定)にも選ばれています。...»

酒田市美術館

自然とアートが調和した空間

鳥海山、最上川、そして酒田市街地を一望できる小高い丘にある、自然と調和した美術館。敷地面積は約3万平方メートルの広大な敷地に、施設面積が約3千平方メートルとゆったりとした自然と一体化した空間で、日本洋画界を代表する作家たちの作品を常設展示しています。...»

土門拳 記念館

写真界の巨匠の作品と芸術家による空間

土門拳記念館は、昭和期に活躍した写真家・土門 拳の作品を所蔵・研究・展示する、1983年に開館した日本初の写真専門美術館です。土門は酒田市出身の世界的な写真家で、全作品約13万5千点が記念館に収蔵されています。 迫力ある土門拳の作品、自然と調和した建物設計、庭園、彫刻、銘板デザインなど、土門拳とゆかりのある一流の芸術家たちによるアート空間が魅力です。2009年には「ミシュラン・グリーン・ガイド・ジャポン」に二つ星として掲載されました。...»

山王くらぶ

酒田の料亭文化を今に伝える施設

明治28年(1895年)に建築された港都酒田を代表する料亭「宇八楼」の建物を利用した、料亭文化を今に伝える施設です。館内には、北前船でにぎわった時代を中心とした酒田の歴史や文化に関する展示室、食事処、土産物店などが設けられています。 宇八楼は、当時酒田で最も格式の高い料亭の一つであり、多くの著名人が訪れました。建物は、外観もさることながら本市で一、二を争う格式を誇った老舗料亭にふさわしく、各部屋ごとの組子建具、床の間などに銘木がふんだんに使われた優れた意匠が特徴です。国の登録有形文化財となっています。...»

城輪柵

歴史ロマンを感じられる出羽国の国府跡

城輪柵は、現在の山形県酒田市城輪にあった古代城柵です。国の史跡に指定されており、指定名称は「城輪柵跡」です。奈良時代後期から平安時代初期にかけて造営された出羽国の国府(政治的中心地)が置かれていた場所と推定されています。約52ヘクタールの広大な敷地に、政庁、倉庫、住居などの遺構が残っており、当時の様子をうかがい知ることができます。保存整備事業により、政庁南門、東門、築地塀の一部が復元されています。...»

本間家 旧本邸

日本一の大地主!豪商の歴史を刻む武家屋敷

本間家旧本邸は、1768年(明和5年)、本間家の3代光丘が藩主酒井家のために建造した、旗本二千石格式の長屋門構えの武家屋敷です。その後、酒井家から拝領し、本間家の本邸として使用されました。 1949年(昭和24年)から1976年(昭和51年)までは中央公民館として利用され、1982年(昭和57年)からは観光施設として公開されています。桟瓦葺平屋書院造りのこの武家屋敷は、武家造りと商家造りが一体となった珍しい建築様式です。 道路を挟んだ別館「お店」では、帳場や度量衡、行灯などの照明、台所用品を展示しながら、お土産品も販売しています。...»

庄内砂丘

日本一の長さを誇る砂丘

日本三大砂丘の一つに数えられる庄内砂丘は、日本海に面して約35キロメートルと、長さ日本一を誇る広大な砂丘です。美しい松原と続く渚、そして鳥海山の眺めが素晴らしい景観を作り出しています。南端には「日本の夕陽百選」に選ばれた「湯野浜海岸」と、温泉リゾート「湯野浜温泉」があります。...»

鳥海山

雄大な山容と豊かな歴史を持つ霊峰

鳥海山は、山形県と秋田県に跨る標高2,236メートルの活火山です。山頂は山形県側にあるため、山形県の最高峰でもあります。東北地方では2番目に高い山であり、日本百名山、日本百景の一つに数えられています。日本海に面している、日本でも珍しい海に面した山です。古くから信仰の対象とされてきました。山の形状が富士山に似ていることから、「出羽富士」とも呼ばれ、親しまれています。...»

鳥海湖

神秘的な火口湖と高山植物の宝庫

鳥海湖は、鳥海山の7合目にある御浜神社付近から南側に展望できるカルデラ湖です。標高は約1,590m、南北にやや長い楕円形で直径約200mと、神秘的な雰囲気を漂わせています。...»

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