由来と歴史
この地区では、鶏を飼育する農家が多く、祝いごとといえば鶏のモツ煮を食べる習慣がありました。モツ煮は飲み屋の料理でもありましたが、ある時、常連のお客さんが別々に提供されていたシメの定番であった鶏ガラの醤油ラーメンにモツ煮を入れたことが、現在の「とりもつラーメン」の始まりだと言われています。
新庄最上地方のご当地ラーメンとも言える「とりもつラーメン」は、食材を余すことなくいただくという感謝の気持ちを伝える食文化の象徴です。
味の魅力
煮込んだ「とりもつ」のコクが、あっさりとした鶏ガラベースの醤油スープのバランスが絶妙で、風味豊かな味わいが特徴です。新庄市や最上町などのエリアで約10店舗がこのラーメンを提供しており、キャッチフレーズは「愛をとりもつラーメン」です。