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新庄

新庄の観光におすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

新庄 観光ガイド

新庄の観光・旅行 Info

自然と歴史が調和する山形県新庄市

山形県北部に位置する新庄市(しんじょうし)は、出羽の山々に囲まれた自然豊かな地であり、最上川舟運の要所として栄えた歴史ある城下町です。周辺には四季折々の美しい風景と歴史を感じるスポットが点在し、自然派も歴史好きも楽しめる観光地がそろっています。

おすすめ観光地

1. 最上公園(新庄城址)

新庄藩主・戸沢氏の居城跡に整備された公園で、桜の名所としても知られています。春は約300本の桜が咲き誇り、花見の名所となります。園内には戸沢神社や歴史資料館もあり、新庄の歴史に触れることができます。

2. 最上川舟下り(戸沢村)

新庄市から車で約20分の戸沢村・白糸の滝ドライブインなどから乗船できる最上川舟下りは、山形を代表する人気観光体験の一つです。舟に揺られながら、雄大な最上川と四季折々の自然を眺める旅は格別です。

3. 新庄ふるさと歴史センター

新庄まつりの豪華な山車(やたい)や衣装を展示している施設で、ユネスコ無形文化遺産にも登録された伝統行事の魅力を体感できます。映像や実物の展示が充実しており、観光の合間の立ち寄りスポットとして最適です。

4. ゆめりあ(新庄駅併設)

新庄駅構内にある複合施設で、観光案内所のほか、地元の特産品販売、食事処、イベントホールなどが併設されています。観光のスタートや休憩にも便利なスポットです。

5. 鳥海山(ちょうかいさん)方面の眺望

新庄市内やその近郊からは、東北百名山の一つである鳥海山の雄大な姿を望むことができます。特に冬や春の残雪期には美しいシルエットが見られ、写真愛好家にも人気です。

6. 泉田温泉・瀬見温泉(最上町)

市内や周辺には秘湯感あふれる温泉地も多く、瀬見温泉義経伝説の地としても知られています。静かな環境で、日帰り入浴や宿泊も楽しめる癒しのスポットです。

周辺の立ち寄りスポット

・肘折温泉(大蔵村)

新庄市から車で40分ほど。雪深い秘湯として名高く、昭和レトロな温泉街と豊富な湯量が魅力。温泉好きには特におすすめの立ち寄り先です。

・月山・羽黒山方面

新庄から少し足を延ばせば、出羽三山の神秘的な霊場にもアクセス可能です。特に羽黒山は、五重塔や杉並木の参道が美しく、信仰と自然が調和したパワースポットです。

新庄のグルメガイド

新庄市の味覚を堪能する旅

山形県北部に位置する新庄市は、最上川の恵みを受けた肥沃な土地と豊かな自然環境に育まれた、おいしい食材と郷土料理が豊富なエリアです。ここでは、新庄ならではの名産品やローカルフード、人気のレストラン、そして旅の思い出に最適なお土産をご紹介いたします。

新庄市の代表的な名産品

1. 最上牛(もがみぎゅう)

山形牛の中でも高品質を誇る最上牛は、新庄市を含む最上地域で飼育される黒毛和牛。きめ細やかな霜降りと豊かな旨味が特徴で、すき焼きやステーキで味わうのが特におすすめです。

2. 山菜

最上地方は山に囲まれており、春になるとわらび、こごみ、たらの芽などの山菜が豊富に採れます。地元の方々にとっては日常的な味ですが、観光客には新鮮な山の幸として人気があります。

3. えごま製品

健康志向の高まりとともに注目されているえごまも新庄の名産。えごま味噌やえごまドレッシングなど、ヘルシーで香ばしい味わいが楽しめます。

ローカルフード・郷土料理

1. ひっぱりうどん

釜揚げうどんを納豆、鯖缶、ねぎなどの具材と混ぜて食べる家庭料理で、山形県北部の名物。新庄でも手軽に味わえる郷土の味として人気があります。

2. いも煮

里芋、牛肉、こんにゃく、醤油などで煮込んだ山形名物の鍋料理で、秋には河川敷でいも煮会が行われることもあります。新庄市内の飲食店でも提供されています。

3. だし(夏の郷土料理)

なす、きゅうり、みょうがなどの夏野菜を細かく刻み、醤油で味付けした爽やかな副菜。ご飯にかけて食べるのが定番で、夏の食欲がない時期にぴったりです。

人気のレストラン・食事処

1. 新旬屋麺(しんしゅんやめん)

新庄ラーメンコンテストで何度も優勝している有名店地元の食材を活かしたラーメンや、限定メニューが充実しています。観光客にも地元の人にも愛される一軒です。

2. そば処 あらきそば

山形名物・板そばを本格的に味わえるそば処手打ちの太めのそばと濃いめのつゆが特徴で、昔ながらの郷土の味を堪能できます。

3. 味処 あじこや

地元の家庭料理を提供する定食屋で、ひっぱりうどんや季節の小鉢料理が楽しめます。地元の雰囲気を感じながら、のんびり食事ができる穴場です。

おすすめのお土産

1. ひっぱりうどんセット

うどん、納豆、サバ缶、つゆがセットになった商品が観光施設「ゆめりあ」などで販売されています。自宅でも新庄の味を再現できる人気のお土産です。

2. 最上牛のレトルトカレー

最上牛を贅沢に使ったカレーは、手軽に持ち帰れるお土産として好評。パッケージも高級感があり、贈答品にも適しています

3. 地酒(最上川酒造など)

新庄や最上地方の清らかな水を活かした地酒も魅力的なお土産。「最上川」や「ひじおりの雪」などの銘柄が人気です。

4. 山形名物・ラ・フランス関連商品

ラ・フランスを使ったゼリーや焼き菓子、ジュースなどもお土産に最適。果物王国・山形ならではのフルーティーな味わいが楽しめます。

新庄の季節の祭り・イベント

四季折々に楽しめる新庄市の伝統と魅力

山形県北部に位置する新庄市(しんじょうし)は、豊かな自然と文化に育まれた地域です。特に祭りやイベントは、新庄の風土や歴史、そして人々の誇りを感じられる貴重な体験です。ここでは、代表的な祭りやイベント、そして新庄市ならではの特色ある取り組みについてご紹介いたします。

新庄まつり(新庄祭り)

1. 東北有数の山車行列が見どころ

新庄まつりは、毎年8月24日から26日にかけて開催される、新庄市最大の伝統行事です。1756年(宝暦6年)に始まった歴史ある祭りで、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。

見どころ:

精巧に作られた20台以上の山車(だし)が市内を練り歩く様子は圧巻で、毎年多くの観光客が訪れます。山車のテーマは歴史物語や歌舞伎などから取られており、地元の職人たちによる美しい造形美が楽しめます。

2. 市民の心をつなぐ祭り

この祭りは、新庄の人々にとって地域の絆を深める特別な行事でもあり、町内会ごとに山車を制作し、参加者は法被や浴衣姿で山車の曳き手として参加します。子どもから高齢者までが一体となる地域ぐるみのイベントです。

新庄雪まつり

1. 雪国ならではの幻想的なイベント

新庄雪まつりは、毎年2月上旬に開催される冬の祭典で、雪像展示やイルミネーション雪上花火大会などが行われます。特に夜のライトアップされた雪像や雪の滑り台は、子どもから大人まで楽しめるイベントとなっています。

2. 地元の味覚や体験コーナーも

会場では地元の温かいグルメ(玉こんにゃくやいも煮など)が楽しめるほか、雪上宝探しや雪遊び体験も人気です。寒さの中での熱気あるイベントは、雪国ならではの魅力といえるでしょう。

新庄カド焼きまつり

1. 秋の味覚・サンマを堪能

9月に開催される「新庄カド焼きまつり」では、新庄駅前にて秋の味覚・サンマ(=カド)を炭火で焼いて振る舞うイベントが行われます。煙と香ばしい匂いが町を包み、来場者には無料で提供されることもあります。

新庄城址(最上公園)でのイベント

1. 桜まつり

4月中旬から下旬にかけて、新庄城址である最上公園では「桜まつり」が開催されます。約300本のソメイヨシノが咲き誇り、夜にはぼんぼりが灯り幻想的な雰囲気に。屋台やステージイベントもあり、家族連れやカップルに人気です。

2. 紅葉まつり

10月下旬には紅葉まつりが開催され、美しく色づいた最上公園の木々を楽しみながら、地元産品の直売や食フェスが行われます。

新庄の特徴的な取り組み

1. 雪を活かしたライフスタイル

新庄は豪雪地帯でありながらも、それを前向きに捉えて雪を楽しむ文化があります。雪の貯蔵庫(スノーストック)を活かした野菜保存や、除雪ボランティアの市民活動なども全国的に注目されています。

2. 郷土芸能の継承

最上川舟唄新庄囃子といった、地域に根差した伝統芸能が多く保存・継承されており、祭りや地域行事で披露されることが多く、観光客にとっても貴重な文化体験となります。

新庄の気温・天候

四季のはっきりした新庄市の気候

新庄市(山形県)は、東北地方の内陸部に位置し、日本でも有数の豪雪地帯として知られています。四季が明確で、季節ごとの風景や気温の変化が豊かである一方、冬の降雪量の多さや、盆地特有の気温差も特徴です。ここでは、春から冬までの季節ごとの気候と、台風・雨の特徴についてご紹介します。

春(3月~5月)

雪解けとともに訪れる遅めの春

3月はまだ積雪が多く残る時期で、特に朝晩は氷点下になることもあります。4月になると徐々に雪解けが進み、桜の開花は下旬から5月上旬にかけて見頃を迎えます。
気温は3月で最高気温が5~10℃、5月には20℃近くまで上がる日もあり、日中と朝晩の寒暖差が大きいのが特徴です。

服装のポイント

4月上旬までは冬用コートが必要ですが、5月に入ると薄手の上着で過ごせるようになります。朝晩の冷え込みには注意が必要です。

梅雨(6月中旬~7月中旬)

降水量は比較的少なめ

新庄市の梅雨は全国的な梅雨時期と同様に6月中旬から7月中旬にかけて訪れますが、太平洋側と比べると降水量はやや少なめです。曇りや雨の日が続くものの、湿度はそれほど高くなく、比較的快適に過ごせる地域です。

注意点

まれに局地的な大雨(ゲリラ豪雨)が発生することもあり、山間部の道路状況などには注意が必要です。

夏(7月~8月)

日中は暑くても朝晩は涼しい

新庄市の夏は、日中は30℃を超える日もあるものの、朝晩は20℃前後まで気温が下がるため、他地域に比べて過ごしやすい傾向にあります。空気は乾燥しており、蒸し暑さは比較的控えめです。

夏のイベントにぴったりの時期

8月には新庄まつりが開催され、晴天が多く、夏のレジャーや観光に適しています。ただし、熱中症対策として水分補給や帽子着用が重要です。

秋(9月~11月)

紅葉と実りの季節

新庄市の秋は、9月にはまだ暑さが残るものの、10月には気温が急激に下がり始め、11月には初雪が観測される年もあります。特に紅葉の時期は美しく、最上川沿いや最上公園などが紅葉スポットとして人気です。

服装の目安

10月以降は長袖やジャケットが必須で、11月には厚手のコートやマフラーの準備が必要です。

冬(12月~2月)

全国有数の豪雪地帯

新庄市の冬は12月上旬から本格的な降雪が始まり、1~2月は積雪が最も多くなる時期です。気温は日中でも0℃前後、夜間は-10℃近くまで下がることもあります。この時期は雪化粧された町並みやスキー、雪まつりなどが楽しめる季節でもあります。

注意点

除雪作業が日常的に行われており、道路状況は比較的良好ですが、車の冬装備(スタッドレスタイヤ)や歩行時の滑り止めなどは必須です。

雨・台風について

台風の影響は少なめ

新庄市は内陸にあるため、台風の直撃を受けることはまれですが、台風由来の強い風雨が影響を及ぼすことはあります。特に梅雨明けから秋にかけての台風シーズンは、鉄道や道路の運行情報に注意が必要です。

年間降水量の傾向

年間降水量は約1500~2000mmで、日本の平均と同等かやや多めです。特に冬の降雪が年間降水量の多くを占めており、湿った重い雪が降る地域としても知られています。

新庄へのアクセス

新庄市への主なアクセス方法

鉄道でのアクセス

JR新庄駅は、山形県北部の交通の要所となっており、複数の路線が交わる駅です。

高速バスでのアクセス

東京・仙台などから高速バスも運行されています。

自家用車・レンタカーでのアクセス

東北中央自動車道が整備されており、車でのアクセスもスムーズです。

飛行機利用の場合

最寄りの空港は庄内空港または山形空港です。空港からはレンタカーや路線バスで新庄市へアクセスできます。

新庄駅周辺の利便性

新庄駅前バスターミナル

新庄駅前にはバスターミナルがあり、肘折温泉や金山町、真室川町などへのバスが発着しています。観光や移動にとても便利です。

レンタカーやタクシー

新庄駅にはレンタカー会社の営業所やタクシー乗り場も整備されており、周辺観光にも活用できます。

新庄の移動手段

公共交通機関での移動

市営循環バス「しんじょうくるん」

新庄市内を巡回する市営バス「しんじょうくるん」は、地域住民だけでなく観光客にも便利な交通手段です。「あじさいライン」「もみの木ライン」などの路線があり、新庄駅を起点に主要な観光スポットや公共施設を結んでいます。運賃は一律料金で、利便性が高く経済的です。

山交バス

山交バスは、新庄市と近隣の町や温泉地(肘折温泉、瀬見温泉、鮭川村など)を結ぶ路線を運行しています。特に、観光地へのアクセスには欠かせない存在で、時刻表は市内の観光案内所や駅にて確認できます。

タクシーの利用

駅前からすぐ利用可能

新庄駅前にはタクシー乗り場が整備されており、待機しているタクシーをすぐに利用できます。目的地が複数ある場合や、バスの時間を気にせず移動したい方には便利です。観光タクシー(時間貸切)のサービスを提供している会社もあり、効率よく観光したい方におすすめです。

レンタカーの活用

自由な移動に最適

新庄市を広範囲に観光するなら、レンタカーの利用も便利です。新庄駅前には複数のレンタカー会社(トヨタレンタカー、ニッポンレンタカーなど)が営業しており、手続きもスムーズです。近隣の山間部や温泉地を巡る際にも自由度が高く、時間に縛られず行動できます。

自転車での散策

レンタサイクルサービス

新庄市内では、観光案内所などでレンタサイクルを提供している場合があります。コンパクトな市街地を自分のペースで巡るのに最適で、特に気候の良い春や秋には快適な手段です。

徒歩での観光

歴史ある市街地をゆっくり楽しむ

新庄駅周辺には、最上公園新庄ふるさと歴史センターなど、徒歩で巡れる観光地が点在しています。案内看板も整備されており、散策しながら町の歴史や文化に触れることができます。

新庄の観光コース

1日目:新庄市内歴史文化探訪コース

新庄駅からスタート

新庄駅は山形新幹線の終着点であり、新庄観光の玄関口です。駅前には観光案内所があり、地図やパンフレットも入手できます。

新庄ふるさと歴史センター

最初に訪れるのは、新庄ふるさと歴史センターです。ここでは新庄藩の歴史や、新庄まつりの山車の展示などを通して地域文化を学ぶことができます。

最上公園

次に徒歩で向かうのは、最上公園。新庄城跡を整備した公園で、春には桜の名所としても知られています。園内には石垣や堀の跡もあり、歴史散策にぴったりです。

昼食:新庄名物・鳥もつラーメン

新庄市のローカルフードとして人気の鳥もつラーメンを味わってみましょう。「さっぽろや」や「一茶庵」などの地元人気店で楽しめます。

新庄市街地散策

午後は市街地の散策へ。商店街では地元のお土産や工芸品、伝統の新庄漆器なども購入できます。昭和レトロな町並みも魅力的です。

夕食と宿泊

夕方には宿泊先の旅館やホテルへチェックイン。地元食材を使った郷土料理が楽しめる温泉宿もおすすめです。

2日目:最上川と温泉を楽しむ自然体験コース

肘折温泉郷へ

朝は肘折温泉へ向かいます。新庄駅からは山交バスで約1時間。豊かな自然と素朴な雰囲気に包まれた温泉地で、朝市や温泉街の散策も楽しめます。

肘折希望大橋と展望台

近くには肘折希望大橋があり、展望台からは周囲の山々と温泉街の美しい景色を一望できます。秋には紅葉が見事です。

昼食:山菜そばや地元料理

昼食には、肘折温泉の食堂や旅館で山菜そばや芋煮など、地元の食材を使った料理を堪能できます。

最上川舟下り体験(時期限定)

時間に余裕があれば、近隣の戸沢村(最上峡)まで足を延ばして、最上川舟下りを体験するのもおすすめです。風情ある船旅で山形の自然を満喫できます。

新庄駅へ戻り帰路へ

帰路は再び新庄駅へ。新幹線で山形市や東京方面へスムーズに移動可能です。

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