桜の名所
樹齢120年余のソメイヨシノをはじめ、世界でも数少ないエドヒガンの群生地としても知られています。園内には「烏帽子山千本桜」とも呼ばれ、樹齢100年以上のシダレザクラやソメイヨシノをはじめとする25種類、約1000本の桜が咲き誇り、4月中旬から5月上旬にかけて、長い期間楽しめます。
園内には、「見返り桜」「輪廻の桜」「放鳥目白桜」「夫婦桜」などの愛称が付けられた18本の桜もあります。公園内には、赤湯温泉街に下っていく坂道や階段が多数あり、桜と温泉街の魅力的な風景を楽しむことができます。
赤湯温泉は開湯920年以上の歴史を誇り、江戸時代には米沢藩の湯治場として利用されていました。しかし、明治前期に度重なる大火や病疫に見舞われ、温泉場としての賑わいを失いました。
そこで地域の有志により、段々畑や茶畑、桑畑を買収・開拓し、八幡宮を移転遷座させるための大規模な神苑が完成しました。これにより、烏帽子山千本桜として知られるようになりました。
赤湯温泉桜まつり
毎年4月上旬から下旬にかけて「赤湯温泉桜まつり」が開催され、夜桜のライトアップも行われます。温泉街から桜を見上げることもでき、赤湯温泉に宿泊してゆっくりお花見を楽しむのもおすすめです。
烏帽子山八幡宮
烏帽子山八幡宮は山形県南陽市赤湯の中心部にあり、旧社格は県社です。特に、1903年に建立された高さ10.75m、幅12.7mの継ぎ目のない一本石の大鳥居は、日本一の大きさを誇ります。
八幡宮の表参道正面には神明造りの石の大鳥居が立ち、赤湯町民の崇敬により、名石工吉田善之助と建師市川良次の力で建立されました。この鳥居は、当時の優れた技術を伝えるものとして名高く、毎年4月18日には注連縄掛替え神事が行われます。
見所
烏帽子山千本桜
烏帽子山八幡宮
石造大鳥居
康寿橋
烏帽子石