自然と四季
周辺は天然ブナ林に囲まれ、春の終わりから夏の初めには水芭蕉が咲き、秋には美しい紅葉が楽しめます。雪景色まで、滝と自然の風景を一年を通して楽しむことができます。冬季の積雪が多い場合は自動車での訪問はできません。
自然の彫刻
くぐり滝の水は吉野川の源流で、春の雪解けや五月雨の頃には水量が増し、岩穴を狭しと流れ出ます。滝の裏側にも行くことができますが、滑りやすいため、歩きやすい靴での訪問をおすすめします。
江戸時代、米沢上杉藩は下流の水資源確保のため、滝の奥地を「御料林」と定め、山守・水守として7世帯を住まわせ「水林」地区としました。現在は誰も住んでいませんが、国有林の中にあり、天然ブナ林の大木が続き、多くの沢水が集まり、くぐり滝を形成しています。
昔、宮内熊野大社の修験(やまぶし)はこの滝でみそぎをして、白鷹山へ向かったと伝えられています。滝の近くには熊野神社や明神の祠があります。