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くぐり滝

(たき)

巨岩をくり抜いた神秘的な滝

川の流れが巨岩をくり抜き、岩の穴から滝が流れ落ちる姿から名付けられた落差14メートル、高さ5メートル、幅4.6メートルの滝です。周辺は天然ブナ林に囲まれ、春の終わりから夏の初めにかけては水芭蕉が咲き、秋は紅葉が楽しめます。マイナスイオンをたっぷり浴びながら、自然の神秘を体感できるスポットです。

自然と四季

周辺は天然ブナ林に囲まれ、春の終わりから夏の初めには水芭蕉が咲き、秋には美しい紅葉が楽しめます。雪景色まで、滝と自然の風景を一年を通して楽しむことができます。冬季の積雪が多い場合は自動車での訪問はできません。

自然の彫刻

くぐり滝の水は吉野川の源流で、春の雪解けや五月雨の頃には水量が増し、岩穴を狭しと流れ出ます。滝の裏側にも行くことができますが、滑りやすいため、歩きやすい靴での訪問をおすすめします。

江戸時代、米沢上杉藩は下流の水資源確保のため、滝の奥地を「御料林」と定め、山守・水守として7世帯を住まわせ「水林」地区としました。現在は誰も住んでいませんが、国有林の中にあり、天然ブナ林の大木が続き、多くの沢水が集まり、くぐり滝を形成しています。

昔、宮内熊野大社の修験(やまぶし)はこの滝でみそぎをして、白鷹山へ向かったと伝えられています。滝の近くには熊野神社や明神の祠があります。

Information

名称
くぐり滝
(たき)

米沢

山形県