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小野川温泉

(おのがわ おんせん)

美肌の湯と歴史が息づく、米沢の奥座敷

小野川温泉は、山形県米沢市にある歴史ある温泉地で、「米沢の奥座敷」と呼ばれています。開湯から約1,200年の歴史を持ち、平安時代の女流歌人・小野小町が発見したという伝説が残されています。

また、戦国時代には伊達政宗が湯治をしたと伝えられており、古くから多くの人々に親しまれてきました。豊かな自然に囲まれた温泉街では、歴史ある湯治場の風情を感じながら、ゆったりと温泉を楽しめます。

肌にやさしい「美肌の湯」

小野川温泉の泉質は、含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉です。pH6.9の中性で刺激が比較的少なく、肌にやさしい温泉として知られています。

特に注目されているのが、化粧水などにも利用されるメタケイ酸を多く含んでいることです。そのため、「美肌の湯」として親しまれ、温泉を楽しみながら肌のケアを期待できるのも魅力の一つです。

珍しい飲泉も楽しめる温泉

小野川温泉では、全国的にも珍しい飲泉を体験することもできます。入浴だけでなく、温泉を飲むことで、温泉地ならではの楽しみ方を味わえます。

温泉街には2つの足湯もあり、散策の途中で気軽に利用できます。温泉街を歩いて少し疲れたときには、足湯につかりながらひと休みするのもおすすめです。

源泉100%掛け流しの温泉

小野川温泉では、約80.3度の源泉と約36度の源泉を、季節や天候などに合わせてブレンドしています。こうして温度を調整しながら、源泉100%掛け流しの温泉を提供しています。

温泉本来の成分や風情を楽しめるのは、源泉地ならではの魅力です。ゆっくり湯船につかり、長い歴史を持つ湯の恵みを堪能できます。

昔ながらの共同浴場

温泉街には、昔ながらの情緒を残す2つの共同浴場があります。どちらも源泉掛け流しの温泉を楽しめるため、宿泊施設の温泉とはまた違った、地域に根付いた湯治場の雰囲気を味わえます。

歴史ある温泉地を訪れたなら、共同浴場に立ち寄って、地元の人々にも親しまれてきた温泉文化に触れてみるのもおすすめです。

季節を楽しむ小野川温泉

新鮮な食材が並ぶ朝市

6月第3週から11月第1週までの毎週日曜日には、温泉街で朝市が開かれます。会場には地元で採れた新鮮な野菜や山菜、果物などが並び、季節の味覚を楽しむことができます。

朝の温泉街を散策しながら、地元ならではの食材や特産品を探すのも、小野川温泉ならではの楽しみ方です。

幻想的なホタルの季節

小野川温泉は、ホタルの名所としても知られています。6月中旬から7月中旬頃には、ゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタルという3種類の天然ホタルを見ることができます。

この時期には「ほたるまつり」も開催され、夜の温泉街や周辺の自然の中で、無数のホタルが放つ幻想的な光を楽しめます。

約1,200年の歴史を持つ温泉地

小野川温泉の開湯は、約1,200年前にさかのぼるとされています。平安時代の女流歌人として知られる小野小町が旅の途中でこの地を訪れ、温泉を発見して病を癒したという伝説が、温泉名の由来ともいわれています。

戦国時代には、米沢周辺を治めた伊達政宗が落馬によって負った足のけがを治すため、小野川で湯治をしたと伝えられています。

こうした伝説や歴史を背景に、小野川温泉は長い年月にわたって湯治場として発展してきました。現在も温泉街には昔ながらの共同浴場などが残り、歴史ある温泉地の風情を伝えています。

小野川温泉の歴史年表

平安時代から戦国時代

834年:小野小町が小野川の里で温泉を開いたと伝えられています。

1522年:先祖清左エ門の下女・尼代によって「尼湯」が開湯したとされています。

1587年:23歳の伊達政宗が足を骨折し、小野川で湯治をしたと伝えられています。

江戸時代

1595年:小野川村について、47戸・314人、272石3斗4升とする記録が残されています。

1601年:上杉景勝が米沢城に入城しました。

1613年:小野川に「滝湯」が開湯しました。

1772年:小野川で製塩が始まりました。

1773年:五十騎組による小野川の開墾が行われ、藩主・上杉治憲(鷹山)が視察しました。

近代から現代

1923年:小野川スキー場が開設されました。

1958年:皇太子殿下(現在の上皇陛下)が国体の際に小野川スキー場を訪れ、スキーを楽しまれました。

1989年:小野川のホタルが環境省の「ふるさと生き物の里」に認定され、ほたる公園が完成しました。

温泉と自然、歴史を満喫できる米沢の湯の里

小野川温泉は、約1,200年に及ぶ歴史と豊かな自然に囲まれた、米沢を代表する温泉地の一つです。肌にやさしいとされる「美肌の湯」、源泉100%掛け流しの温泉、共同浴場や足湯など、温泉を楽しむさまざまな魅力があります。

さらに、朝市やホタル観賞など季節ごとの楽しみもあり、温泉だけでなく地域の暮らしや自然にも触れることができます。小野小町や伊達政宗にまつわる伝説を感じながら、昔ながらの温泉街をゆっくり散策してみてはいかがでしょうか。

小野川温泉の魅力

美肌の湯: 化粧水にも使われる「メタケイ酸」を多く含み、美肌効果が期待できます。

源泉100%掛け流し: 約80.3度の源泉と約36度の源泉を季節や天気に合わせてブレンドし、源泉100%掛け流しで提供しています。

昔ながらの共同浴場: 情緒あふれる佇まいの共同浴場が2件あり、どちらも源泉掛け流しの温泉を楽しめます。

朝市: 6月第3週から11月第1週までの毎週日曜日には、朝市が開かれ、新鮮な野菜や山菜、果物などが並びます。

蛍祭り: 毎年6月中旬から7月中旬には、ゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタルの3種類の天然の蛍を見ることができます。ほたるまつりが開催され、幻想的な蛍の光を楽しむことができます。

小野川温泉の歴史

開湯は約1200年前。絶世の美女と伝えられる平安時代の女流歌人、小野小町が旅の途中でこの温泉を発見し、病を癒したという伝説があります。戦国時代には伊達政宗が落馬で負ったケガを湯治したという記録もあります。長きにわたり湯治場として親しまれている小野川温泉は、体を温め心を癒す魅力にあふれています。

年表

834年 小野小町が小野川の里で開湯。
1522年 先祖清左エ門の下女、尼代によって尼湯が開湯。
1587年 伊達政宗が23歳で足を骨折し、小野川で湯治。
1595年 蒲生郷安が小野川村47戸314人、272石3斗4升を記録。
1601年 上杉景勝が米沢城に入城。
1613年 小野川に滝湯が開湯。
1772年 小野川で製塩開始。
1773年 五十騎組が小野川を開墾。藩主上杉治憲(鷹山)が視察。
1923年 小野川スキー場開設。
1958年 皇太子殿下(現上皇陛下)が国体で小野川スキー場でスキーを楽しむ。
1989年 小野川のホタルが環境省の「ふるさと生き物の里」に認定。ほたる公園完成。

Information

名称
小野川温泉
(おのがわ おんせん)
リンク
公式サイト
住所
山形県米沢市小野川町
アクセス

JR米沢駅よりバスで約25分
東北中央自動車道 米沢中央ICより約25分

米沢

山形県