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酒造資料館 東光の酒蔵

(しゅぞう しりょうかん とうこう さかぐら)

上杉家御用酒屋の歴史と伝統を伝える、趣ある酒蔵資料館

酒造資料館 東光の酒蔵は、山形県米沢市にある、酒造りの歴史と文化を紹介する資料館です。酒蔵として実際に使用されていた建物を改修して整備されており、昔ながらの酒造りの道具や酒蔵の様子を見学できます。

約1,200坪の広い敷地には、東北地方でも最大級の広さといわれる1棟約140坪の土蔵があります。かつて仕込み蔵として使われていた建物の原形をできるだけ残しているため、館内に足を踏み入れると、まるで明治時代の酒蔵へタイムスリップしたかのような雰囲気を味わえます。

大黒柱や自在鉤に掛けられた鉄瓶など、昔ながらの酒蔵を思わせる景観も見どころです。夏でもひんやりとした蔵の空気に包まれながら、雪国・米沢に根付いた酒造りの文化に触れることができます。

1597年創業の小嶋総本店と「東光」

酒造資料館を運営する小嶋総本店は、1597年(慶長2年)創業の歴史ある酒蔵です。江戸時代には米沢藩上杉家の御用酒屋を務め、現在は清酒「東光」の蔵元として知られています。

江戸時代には、度重なる飢饉の際に禁酒令が出されたこともありましたが、そのような時代にも酒造りを許されていた数少ない酒蔵の一つとされています。長い歴史の中で培われた酒造りの伝統は、現在にも受け継がれています。

米沢の風土が育む日本酒

米沢は、周囲の山々からもたらされる豊かな水と、酒造りに適した良質な米に恵まれた地域です。また、冬の厳しい寒さを生かした低温長期発酵によって、米沢ならではの味わいを持つ日本酒が造られています。

雪国特有の寒冷な気候の中で、昔ながらの手造りによる酒造りが行われてきたことも、米沢の酒文化を語るうえで欠かせない特徴です。

小嶋総本店では2012年から本格的な海外輸出を開始し、中国やドイツなど15カ国・地域へ日本酒を出荷しています。米沢の酒造りの技術と文化は、国内だけでなく海外にも広がっています。

昔ながらの酒造りを伝える館内展示

館内では、昔の造り酒屋で使われていた酒造りの道具などが展示されています。大きな酒蔵の空間とともに見学することで、機械化される以前の酒造りがどのように行われていたのかをイメージできます。

広い土蔵の内部には、酒造りに使われた道具や酒蔵の設備などが並び、酒造りの工程だけでなく、蔵人たちが働いていた環境にも触れることができます。

夏でも涼しい土蔵の空間

厚い土壁に囲まれた酒蔵の内部は、外の気温に左右されにくく、夏でもひんやりとした空気が漂っています。酒造りに適した環境として利用されてきた蔵ならではの空間を、実際に体感できるのも魅力です。

大黒柱や自在鉤など、昔の酒蔵を思わせる設備も残されており、建物そのものから歴史を感じることができます。

直江兼続や上杉鷹山に関する展示

酒造りだけでなく、米沢の歴史や文化に触れられる展示も用意されています。

直江兼続公史跡めぐり展

直江兼続は、米沢藩の歴史を語るうえで欠かせない人物の一人です。館内では、大河ドラマ「天地人」の主人公としても知られる直江兼続ゆかりの地や史跡を紹介しています。

酒造りの歴史とあわせて、米沢の戦国時代から江戸時代にかけての歴史を知ることができます。

上杉鷹山公展

上杉鷹山は、米沢藩の再建に尽力した人物として知られています。館内には上杉鷹山に関する展示室が設けられ、米沢藩の歴史や鷹山の功績について学ぶことができます。

米沢牛の系譜・ダラス先生資料展

米沢牛のルーツや、その普及に貢献したダラス先生に関する資料も展示されています。米沢を代表する食文化の一つである米沢牛について、その歴史的背景を知ることができます。

伝統工法で建てられた歴史的な建物

酒蔵だけでなく、蔵元の母屋部分も見どころの一つです。ボルトを一本も使わない伝統的な工法によって建てられたとされ、現在では同じ建物を再現することが難しいといわれる歴史的な建造物です。

長い年月を経た木材や伝統的な構造を眺めながら館内を歩くと、日本の伝統建築と酒造文化が密接に結びついていたことを感じられます。

蔵元直営店で「東光」を味わう

資料館には蔵元直営店が併設されており、清酒「東光」の試飲や買い物を楽しめます。

無料試飲だけでなく、高級酒やコンテスト受賞酒なども試飲でき、さまざまな銘柄を比べながら好みの日本酒を探すことができます。スタッフのアドバイスを受けながら、旅の記念やお土産としてお気に入りの一本を選ぶのもおすすめです。

映画やテレビCMのロケ地としても知られる酒蔵

歴史的な雰囲気を残す「東光の酒蔵」は、映像作品のロケ地としても利用されています。

2013年に放映されたマックスファクターの化粧品「SK-II」のテレビCMでは、トム・フーパー監督による撮影が山形県内で行われ、その中心となるシーンの一部が「東光の酒蔵」で撮影されました。

撮影では、昔ながらの酒造りの様子が再現され、歴史ある酒蔵の空間そのものが映像作品の舞台となりました。現在も、酒造りの歴史だけでなく、独特の景観を持つ建物として注目されています。

米沢の歴史と酒文化を一度に楽しめる観光スポット

酒造資料館 東光の酒蔵は、1597年創業の小嶋総本店が受け継いできた酒造りの歴史を、実際の酒蔵と貴重な資料を通して学べる施設です。

広大な土蔵の内部に残された酒造りの道具や伝統的な建築、上杉家ゆかりの酒蔵としての歴史、さらに直江兼続や上杉鷹山、米沢牛に関する展示など、米沢の文化を幅広く知ることができます。

見学の後には蔵元直営店で「東光」の試飲や買い物を楽しむこともでき、歴史・建築・日本酒・食文化をまとめて体験できるのも魅力です。

米沢を訪れた際には、上杉家ゆかりの歴史をたどる観光とあわせて、雪国ならではの酒造りの文化に触れてみてはいかがでしょうか。

東光の酒蔵:小嶋総本店

1597年(慶長2年)に創業した小嶋総本店は、米沢藩上杉家の御用酒屋として知られています。現在では清酒「東光」の蔵元として広く知られています。江戸時代に度重なる飢饉で禁酒令が出された中でも、酒造りを許されていた数少ない酒蔵の一つです。

米沢は、山から湧き出る豊富な水と良質な米に恵まれ、寒冷地特有の低温長期発酵による手造りの美酒が誕生します。2012年から本格的に輸出を開始し、中国、ドイツなど15カ国・地域に出荷しています。

資料館に併設された蔵元直営店では、無料試飲だけでなく、高級酒やコンテスト受賞酒もリーズナブルな価格で試飲可能です。専属スタッフの助言を受けながら、お気に入りの一本を見つけてみてはいかがでしょうか。

常設展示

直江兼続公史跡めぐり展: 大河ドラマ「天地人」の主人公、直江兼続公ゆかりの地を紹介。

上杉鷹山公展: 米沢藩中興の祖、上杉鷹山公の展示室。

米沢牛の系譜・ダラス先生資料展: 米沢牛のルーツとその普及に貢献したダラス先生の資料を展示。

歴史的な建造物

蔵元の母屋部分は、ボルト一本使わない伝統工法で建設され、現代の技術では再現不可能とされる歴史的な建造物です。

館内はまるで明治時代の酒蔵にタイムスリップしたかのような趣深い空間が広がり、蔵元直営店では「東光」の試飲とお買い物が楽しめます。

2013年に放映されたマックスファクターの化粧品SK-IIのテレビCMは、トム・フーパー監督が手掛け、全編オール山形ロケで撮影されました。核となるシーンは「東光の酒蔵」で撮影され、フーパー監督はここで昔ながらの酒造りを再現しました。

Information

名称
酒造資料館 東光の酒蔵
(しゅぞう しりょうかん とうこう さかぐら)
リンク
公式サイト
住所
山形県米沢市大町2-3-22 柳町上通り
電話番号
0238-21-6601
営業時間

9:00~16:30(館内展示見学の最終入場は閉館の30分前まで)

定休日

12月31日、1月1日

料金

大人 350円(団体300円)、中・高校生 250円(団体200円)、小学生 150円(団体100円)

駐車場
30台、大型バス5台
アクセス

JR米沢駅より車で約6分
JR南米沢駅より車で約5分
東北中央自動車道 米沢八中央IC11分

米沢

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