山形市・蔵王・天童には、山寺の通称で知られる宝珠山立石寺、エメラルドグリーンの水をたたえる火口湖・蔵王の御釜、日本屈指の古湯・蔵王温泉のほか、文翔館、霞城公園などの観光スポットがあります。
また、芋煮、冷しラーメン、板蕎麦、さくらんぼ、玉こんにゃくなどのご当地グルメもおすすめです。
銀山川の両岸に大正から昭和初期にかけての三層四層の木造の宿がズラリと建ち並び、川からは湯煙が立ちのぼっている。 建築された当時としては非常にモダンな建築で、川には橋が多くかかり、また石畳の歩道にはガス灯が並んでいて夜には銀世界を灯す。 人名を大きく書いた漆喰の看板が目に付く、大正ロマンが漂うノスタルジックな町並み。 銀山温泉のお湯は、細かな湯花が混じった乳白色のお湯。湯治場の雰囲気が残っている点では全国でも有数の温泉。 温泉街の中央に建築家の隈研吾によりリフォームされた共同浴場があり、中は間接照明がとてもムードのある空間を演出。 タオル片手の浴衣姿の湯治客たちが川のほとりを往来してい...»
「山寺」の通称で知られる「宝珠山 立石寺」は、俳聖・松尾芭蕉が名句を詠んだことで有名な天空の古刹です。山全体が修行と信仰の場であり、登山口から奥之院まで1015段もの石段の道のりには、奇岩怪石や歴史あるお堂、絶佳の景観が広がります。芭蕉は「閑さや岩にしみ入る蝉の声」という句を『おくのほそ道』に残しています。 比叡山延暦寺の別院として慈覚大師 円仁により貞観2年(860年)に建立された、東北有数の霊場として知られています。瑞巌寺(宮城県松島町)、中尊寺(岩手県平泉町)、毛越寺(岩手県平泉町)とともに「四寺回廊」の一つに数えられています。また、若松寺と慈恩寺を含めて巡る「出羽名刹三寺まいり」の一...»
蔵王温泉は、日本屈指の古湯として知られており、1900年の歴史を持つ温泉地です。山形県山形市南東部、蔵王連峰の西麓に位置し、標高880mにあります。古くは最上高湯、高湯(たかゆ)と呼ばれ、白布温泉(山形県)、高湯温泉(福島県)と共に奥羽三高湯の一つに数えられます。 開湯は西暦110年、日本武尊の東征時、従軍した吉備多賀由により発見されました。江戸時代には蔵王権現への西側登山口としてにぎわい、すでに総合リゾートとしての様相を呈していました。 大正時代には、麓の集落と温泉を結ぶ道路の開通や街灯、駐在所などの施設が設置され、観光地としての足がかりを築き始めました。昭和に入るとスキー場もオープンし...»
蔵王温泉スキー場は、東北最大級のスノーリゾートエリアとして、一日中楽しめる多彩なゲレンデと幻想的な樹氷原が広がっています。山形県山形市に位置し、蔵王山の西麓に広がる、日本スキーにおける聖地ともされるスキー場です。 変化に富んだコースが多く、特に最上部の樹氷原コースでは見事な樹氷が見られ、世界的に有名です。広大なコースやゲレンデは初心者から上級者まで楽しむことができ、温泉街と一体化しているため、年間を通じて観光客に人気です。アメリカのCNNにも「日本の最も美しい場所31選」として選ばれ、海外からも高く評価されています。...»
本山慈恩寺は、山形県寒河江市にある仏教寺院で、慈恩宗の本山です。山号は瑞宝山。奈良時代、僧行基がこの地の景勝を聖武天皇に奏上し、勅命によりバラモン僧正が開基したと伝わる古刹です。その後、鳥羽天皇の勅で再建され、後白河法皇と源頼朝によって山号を与えられました。 平安時代は藤原摂関家から、鎌倉時代から室町時代にかけては寒河江大江氏の庇護を受けました。寒河江大江氏が滅ぶと最上氏や江戸幕府によって寺領を認められ、江戸時代には東北随一の巨刹となりました。...»
蔵王ロープウェイは、日本百名山のひとつである蔵王を観光するのに最適な手段です。冬季はスキーやスノーボード、樹氷観光、夏季は登山やハイキングなど、一年を通して様々なアクティビティを楽しむことができます。 蔵王の樹氷は「ICE MONSTER」と呼ばれるほど有名で、山の斜面に立ち並ぶ樹氷は圧巻です。ロープウェイの夜間運行では、樹氷がライトアップされる特別な体験も楽しめます。蔵王温泉街には、温泉旅館やホテル、お土産店などが充実しているので、ゆっくりと滞在を楽しむこともできます。...»
昼夜で多彩な表情を見せる極寒の自然が生んだスノーモンスター(学術名:ICE MONSTER アイスモンスター)とも呼ばれる「樹氷」は、蔵王を世界的に有名にしました。樹氷は、亜高山帯に生育する針葉樹のアオモリトドマツが雪と氷に覆われてできる自然現象です。 蔵王の樹氷は、青空に純白の衣、暗闇に七色のドレスと、昼夜で異なる表情を見せる極寒の自然が生み出す絶景です。奇跡のスノーモンスターたちが作り出すその姿は、見る者を圧倒します。 樹氷原ナイトクルージングは、冬の早い日暮れ後、温泉街の近くからロープウェイで樹氷高原駅へ向かい、雪上車に乗って樹氷幻想回廊ツアーが始まります。外気温は氷点下ですが、暗闇...»
山形の観光地として有名な山寺(立石寺)の奥にある垂水遺跡は、大正時代頃まで山伏が修行していた場所です。この遺跡は、慈覚大師円仁が山寺を開山した際の修行宿跡とされており、目の前の窟もその一つです。 巨大な岸壁には蜂の巣状の穴や洞があり、古峯神社や稲荷神社が祀られています。また、巨大な岩の割れ目からは水が滴り、暗がりの中ほどには不動明王が拝されています。 左手の岩肌には千手観音が線刻されていたと伝えられています。これらの自然の妙と神仏を崇拝する先祖の心が垣間見える場所です。...»
上山城は、山形県上山市にあった日本の城です。別名「月岡城」とも呼ばれ、かつては最上氏、伊達氏、上山氏など多くの武将によって治められてきました。江戸時代には上山藩の藩庁としても機能し、城下町とともに栄えました。しかし、1873年の廃城令の影響で上山城は取り壊されてしまいます。 1982年に上山城跡に模擬天守が築かれ、郷土資料館としてよみがえりました。館内には、上山城や上山藩に関する資料が展示されています。また、天守閣からは上山市街地や蔵王連峰を一望することができます。...»
東沢バラ公園は、山形県村山市にある美しいバラ園です。規模は7ヘクタールで、東日本一を誇ります。750品種、約2万株のバラが咲き誇り、訪れる人々を魅了します。園内は色とりどりのバラが一面に咲き、まさに絶景が広がります。バラの香りに包まれながら、ゆったりとした贅沢な時間を過ごすことができます。 1956年に公園東側の山地を造成し、バラを植えました。見頃は6月上旬と9月下旬で、最盛期にはバラまつりが開催され、さまざまなイベントが行われます。2001年には環境省から「かおり風景100選」に認定され、全国のバラ園で唯一の認定を受けました。「恋人の聖地」にも認定されています。...»
山形城は、輪郭式の平城として知られ、堀と石垣が残る山形城跡は春には桜の名所として賑わいます。山形城は、東北屈指の戦国大名・最上義光が築き上げた名城で、国の史跡および日本100名城に選定されています。山形市の市街地に位置し、第二次世界大戦後は霞城公園として一般公開されました。 近年、発掘調査と復元工事が進行中で、1991年には城門の「二ノ丸東大手門」、2005年には「本丸一文字門大手橋」などの復元が行われ、往時の趣きを取り戻しつつあります。 現在は桜と観光の名所になっています。公園内やその近くには、山形市郷土館(旧済生館本館)、山形県立博物館、山形美術館、最上義光歴史館などの多くの文化施設が...»
蔵王温泉街の最も奥に位置している、大自然に囲まれた開放感あふれる絶景露天風呂です。この大露天風呂は階段式で4段あり、全てを合わせると100畳もの広さになります。上流の2段が女性用、下流の2段が男性用で、合計200名が同時に入浴可能です。源泉100%の掛け流し温泉で、美肌効果や血管の若返り効果が期待できます。...»
文翔館は、1916年(大正5年)に「山形県旧県庁舎と県会議事堂」として建てられたイギリス・ルネサンス様式を基調としたレンガ造りの建物です。現在は山形県郷土館として一般公開されています。日没から21時30分までライトアップが行われています。...»
リナワールドは、山形県上山市にある東北最大級の遊園地です。園内には急流すべりやバイキングなどの絶叫系アトラクションから、小さなお子様でも楽しめるサンリオのキャラクターとコラボレーションした可愛らしいアトラクションまで、多彩なアトラクションが揃っています。 ステージショーやパフォーマーショーなどのイベントも開催されています。園内にはレストランのほか軽食コーナー、アイス屋やクレープ店もあってグルメも充実。主要温泉街からのアクセスも良好で、かみのやま温泉から車で約10分、蔵王温泉からも車で約20分です。...»
上山市の静かな住宅街に佇む、大正時代の蔵と屋敷をそのまま美術館として開放した蟹仙洞。製糸業で栄えた商家の住居と庭園だけでなく、日本の優れた刀や中国の明・清時代の漆工芸品など、約4,000点もの貴重なコレクションが展示されています。...»
江戸時代には奥州街道の宿場町として栄えた羽州街道の要衡です。奥州諸大名の参勤交代の宿駅として、本陣、脇本陣、旅籠屋などを備えて賑わいました。川沿いには古民家や石橋など往時の面影を偲ばせる町並みが広がり、古民家の一部は一般公開もされています。現在は国の史跡に指定されており、往時の町並みがそのまま残されています。...»
かみのやま温泉は、東山温泉、湯野浜温泉とともに古くは「奥羽三楽郷」の一つに数えられた歴史ある温泉街で、江戸時代には城下町としても栄えました。 上山藩の城下町である羽州街道の宿場町の面影が残る「新湯・湯町・十日町地区」と、蔵王連峰を一望できる高台に佇む「葉山・河崎・高松地区」という二つの異なる趣を持つ地区があります。 無色透明でさらりとしたお湯は、赤ちゃんでも安心して入れる優しい泉質です。保温・保湿効果が高く、美人の湯とも称されています。宿泊する旅館や日帰り入浴ができる旅館、共同浴場、足湯などを巡って、存分に温泉を楽しむことができます。...»
関山大滝は、豪快に流れ落ちる美しい滝です。その滝壺はエメラルドグリーンの輝きを見せ、多くの訪問者に感動を与えています。この滝は、奇岩怪石に富む渓谷を流れ落ち、その高さは10メートル、幅は15メートルに及びます。心地よいマイナスイオンを感じられる穴場スポットとして知られています。 アクセスと周辺施設 関山大滝は、最上川水系乱川上流部において、国道48号線沿いの「大滝ドライブイン泉や」のすぐ裏手に位置しています。このドライブインは、土産物屋と食事処を兼ねた昔ながらの店構えで、窓際の席からは滝を望むことができます。滝の音を聞きながら、アユ、イワナ、玉こんにゃく、みそ焼きおにぎり、おでんといったお...»
天童市は将棋駒の生産量が日本一を誇り、全国シェア約95%を占めます。そんな将棋の街に、1992年に開館したのが「天童市将棋資料館」です。資料館では将棋の歴史と天童市の関わり、そして駒の製作技術などを紹介しています。天童市の将棋駒は、平成8年に国の伝統的工芸品に指定されました。...»
「山寺」の通称で知られる「宝珠山 立石寺」は、俳聖・松尾芭蕉が名句を詠んだことで有名な天空の古刹です。山全体が修行と信仰の場であり、登山口から杉木立を縫うように大仏殿のある奥之院まで1015段もの石段の道のりには、奇岩怪石や歴史あるお堂、絶佳の景観が広がります。 この石段は、登ることで煩悩が消滅すると言われる修行の石段です。山寺は、複数の御堂が集まる集合体で、ここまでの道のりはサムサラ(輪廻)を追体験するものとされています。寺の正門から始まり、訪れた人々は山を登りながら徐々に清められ、頂上での瞑想と祈願を終えると、新たな気持ちで下山します。 奥之院まで1時間ほどの道のりで、普段の服装や靴で...»
「山寺」の通称で知られる「宝珠山 立石寺」の上層部の断崖に建てられたお堂で、仏教信仰の守護神である五大明王を祀って天下泰平を祈る道場です。五大堂は支柱の上に建てられ、断崖に突き出した位置にあります。山寺全体を見渡せる絶景スポットとして知られ、ふもとの山寺駅からもその姿を確認できます。...»
「山寺」の通称で知られる「宝珠山 立石寺」の断崖絶壁の頂上に建つ、山寺の歴史と信仰を象徴する重要な建物です。山寺参拝コースの終盤にあります。...»
根本中堂は立石寺の本堂にあたる御堂です。現在の建物は延文元年(1356年)に初代山形城主・斯波兼頼が再建したもので、入母屋造りの五間四面の構造です。天台宗仏教道場の形式がよく保存されています。全体の6割ほどにブナ材が使用されており、日本最古のブナ材の建築物とされています。...»
山寺は、山形県山形市にある天台宗の寺院です。「山寺」の名で親しまれていますが、正式名称は宝珠山 立石寺です。山寺は860年に慈覚大師円仁によって開山され、奥深い山々に囲まれた神秘的な雰囲気を持つ古刹です。 山全体が修行と信仰の場であり、登山口から奥之院まで1015段もの石段の道のりには、奇岩怪石や歴史あるお堂、絶佳の景観が広がります。芭蕉は「閑さや岩にしみ入る蝉の声」という句を『おくのほそ道』に残しています。 山寺は四季折々の魅力を持ち、春夏秋冬、それぞれの季節に合わせた楽しみ方ができます。歩きやすい服装と靴で行くことをおすすめします。山寺は標高が高いため、夏でも朝晩は冷え込むことがありま...»
最上川の流れに沿って、たくさんのそば屋が立ち並ぶ村山市。村山は県内のそば街道の発祥の地と言われており、そば三昧を楽しむことができます。 中でも名物は、木製の器「長板」に盛り付けられる「板そば」。特に11月は新そばの季節で、採れたて、挽きたて、打ちたて、茹でたての最高の味わいを堪能できます。 この地域のそばが美味しい理由は、日本三大急流のひとつである最上川と、葉山の雄大な自然に囲まれた気候にあります。村山市の寒暖差が、そばの旨味の元である「デンプン」を多く生み出すのです。 この上質な原料を、熟練のそば職人が丹精込めて丁寧に打つことで、味わい深いそばが完成します。...»
村山市にある「あらきそば」は、創業から約100年の歴史を持つ老舗のそば店です。最上川三難所そば街道の最も古い十四番店であり、古くから地元の人々に愛されてきました。 あらきそばの麺は、地粉を使った太めの手打ちそばです。硬めで香り高い蕎麦は、昔ながらの伝統的な製法で作られています。 メニューは「板そば」のみで、別途「身欠きニシンの味噌煮」も注文できます。板そばは、秋田杉で作られた50cmほどの板に盛り付けられた豪快な一品です。...»
最上川と左沢の街並みを一望できるスポット 「日本一公園」として知られる楯山公園は、JR左沢(あてらざわ)線の終点、左沢駅の北側の高台に位置しています。この公園は地元の豪族、大江氏の左沢楯山城跡地にあります。 眼下には、ダイナミックに湾曲する最上川と、重要文化的景観に選ばれている左沢の街並み、東に広がる村山盆地、西にそびえる朝日連峰が一望できます。この眺望の良さから、1997年(平成9年)には最上川ビューポイントに、2002年(平成14年)には日本遊歩百選に選定されました。 左沢楯山城跡の歴史と文化 左沢楯山城跡は国指定文化財の指定を受けています。春になると頂上にある東屋付近の桜の花が咲...»
山形市郷土館は、明治11年(1878年)に建てられた旧済生館本館を霞城公園内に移築利用した施設です。建物は「旧済生館本館」として国の重要文化財に指定されており、山形の近代化を象徴する貴重な建築物として知られています。 館内では、山形の歴史や文化に関する資料を展示しています。特に、医学資料や擬洋風建築に関する展示は見ごたえがあります。 建物の特徴 山形市郷土館は、欧米の建築を日本の職人が模倣して建築した「擬洋風建築」が特長です。建物の象徴である三層楼は、1層目が八角形で石敷きのベランダ、2層目は十六角形の広間があり、ドーム型の緑色の屋根が特徴です。非公開の3層目には、八角形の小部屋と広いベ...»
空気を御神体とする唯一無二の神社 平成2年7月に建立された空気神社は、空気の恩恵に感謝し、敬愛の心を育むために作られました。この神社は、美しい地球を守り、次の世代へ引き継ぐという願いが込められています。 澄んだ空気に感謝する特別な場所 空気神社は、ブナ林の中にあり、5メートル四方のステンレス板を鏡に見立て、四季折々の風景を映し出します。本殿は地下3メートルの部分にあり、四季を表す4本の支柱からなる鳥居に囲まれた空間です。1年を表す12個(12ヶ月)の素焼きの瓶に、きれいな空気が祀られています。参道には、宇宙を創る五行(木・火・土・金・水)のモニュメントが設置されています。 朝日町の空気...»
山形県立博物館は、山形市の中央部に位置する霞城公園内にあり、山形県の自然、歴史、文化を紹介する総合博物館です。本館のほか、教育資料館や自然学習園を附属施設としており、多角的な展示や学習活動を行っています。 本館の展示 山形県立博物館本館では、山形県の自然と歴史、文化を県のなりたちから現代に至るまでの自然と人々の営みと紹介する展示が行われています。これらの展示は、地学、植物、動物、考古、歴史、民俗の各分野にわたります。各展示室では、山形の豊かな自然からその歴史まで、様々なテーマに沿った展示が行われています。 常設展示品 第1展示室:豊かな自然とそのめぐみ 「山形のなりたち」や「森林の科...»
山形の銘菓やスイーツなど、特産品が豊富に揃う道の駅「寒河江」は、さくらんぼのテーマパークです。寒河江沿いの広大な敷地にはさまざまな施設があり、600品目を超えるサクランボ関連商品をはじめ、山形の銘菓、デザート、地酒、工芸品を購入できるコーナーや、四季折々のフルーツを使ったスイーツ、ブランド牛を使用したグルメなども楽しめます。 同じ敷地内にあるさくらんぼ会館では、さくらんぼなどの地元産フルーツや特産品を使った手づくりアイスが大人気です。チェリーランドには、他にも多くの見どころがあります。日本の伝統美を生かした木造建築の本格的な茶室「臨川亭」や、姉妹都市であるトルコ共和国ギレスン市にちなんで建設...»
寒河江八幡宮は山形県寒河江市にある神社で、寒河江荘の総鎮守として祀られています。旧社格は県社で、現在は神社本庁の別表神社です。鎌倉鶴岡八幡宮の御分霊を勧請したと伝えられ、920年以上の歴史があります。祭神は応神天皇(誉田別命)を祀り、大山祇神を配祀しています。 毎年9月の例大祭では、県指定文化財の神事である流鏑馬の奉納や奴振り、神輿の祭典などが行われます。...»
葉山は寒河江市、村山市、大蔵村の境に位置する標高1462メートルの山です。奈良時代から修験の山として知られ、かつては「出羽三山」の一つに数えられた霊峰です。現在は市民の山として親しまれ、登山道も整備されており、初心者でも登りやすい山です。...»
寒河江市は霊峰月山や奥羽山脈など美しい山々に囲まれた自然豊かな地域で、県内随一のサクランボの産地の「さくらんぼの里」です。この地に湧き出る温泉は「温まりの湯」として昔から親しまれてきました。100%源泉掛け流しの天然温泉で、琥珀色の湯は植物起源の有機質を多く含み、肌に触れると包み込むような感触が特徴です。また、湯上り後はさっぱりとした清涼感があります。...»
教育資料館は、明治34年(1901年)に建築された「旧山形師範学校本館」(国指定重要文化財)を活用し、昭和55年(1980年)に開設されました。この資料館では、"教育県山形"の教育の歩みを展示する施設として、教育に特化したユニークな展示活動を続けています。 教育資料館の建物は、明治34年(1901年)に建築された旧山形師範学校本館で、国の重要文化財に指定されています。ルネサンス様式を基調とした木造瓦葺きの二階建てで、棟中央には塔屋がそびえ、左右対称形の端正なたたずまいを見せます。内部の天井や床の斜め板張りも特徴的で、美しさと構造強化の両方を兼ね備えています。 展示内容 第1展示室:藩校と...»
楢下宿(ならげしゅく)近くにある「こんにゃく番所」は、かつて参勤交代の大名行列が通った宿場の一つです。番所内から湧き出るカルシウム豊富なアルカリ性天然水を使用し、こんにゃく造りを行っています。秘伝の醤油ダレが染み込んだ「玉こんにゃく」はもちろん、こんにゃくで作る「懐石料理」が名物です。 丹野こんにゃく(こんにゃく番所)は、昭和初期に創業し、1977年に会社を設立しました。こんにゃくの製造・販売をしており、山形県内と宮城県仙台市に店舗を展開しています。...»
上山城の城下町だった上山市は、江戸時代の武家屋敷が当時の面影を残しています。上山藩の武家屋敷は、森本家、三輪家、山田家、旧曽我部家の四軒が並んでいます。...»
慈恩寺テラスは、2014年に国指定史跡となった「慈恩寺旧境内」の魅力をわかりやすく紹介する総合案内施設です。「時をつなぐ、場をつなぐ」をコンセプトに、慈恩寺の歴史や文化を体感できる様々な展示や、プロジェクションマッピングや大型シアターなどの迫力ある映像コンテンツが用意されています。併設された「寺そば・寺カフェ」では、地元食材を使った軽食やご当地グルメ、スイーツも味わえます。...»
花咲山展望台は、山形県上山市にある展望台です。葉山温泉街の裏手に位置する花咲山(標高319メートル)の中腹にあり、上山市街地と蔵王連峰を一望することができます。...»
寒河江公園は、寒河江市にそびえる標高約160メートルの長岡山一帯を整備した公園で、月山、蔵王、朝日連峰の山々を一望できます。 園内には、約700本の桜が咲き誇る「さくらの丘」や、東北最大級の規模を誇る「つつじ園」をはじめ、様々な施設があり、四季を通じて楽しめる公園です。...»
山形県寒河江市の南に位置する県営の都市公園で、「寒河江ハイウェイオアシス」として2000年に開設されました。公園は「山形の自然と文化交流」をテーマとした公園で、チェリークアパークとも呼ばれています。 園内には、センターハウス、フラワーガーデン、フルーツガーデン、パークゴルフ場、スケートパーク、ドッグラン、高瀬山古墳(復元)など、様々な施設があります。 最上川沿いに整備されたこの公園は、サクランボなどの果樹を栽培し、訪れた人々が山形の自然を体感できる場所となっています。また、全国でも珍しい無料のドッグランや東北最大規模のスケートパークがあり、幅広い年齢層が楽しめる施設が充実しています。...»
山形市野草園は、山形県山形市の郊外にある植物園です。約26ヘクタールの広大な敷地で、自然豊かな西蔵王高原の大平沼を中心とする馬蹄形の緩斜面と急斜面に位置します。蔵王山系に自生する植物を中心に、約1200種以上の野草や樹木が生育しています。「自然と人間との共生」を図ることを目指し、1993年に開園しました。 広大な敷地には、花の草原、シンボルゾーン、自然ふれあいゾーン、友好姉妹都市ゾーン、観察ゾーン、いこいのゾーンなど、6つのゾーンが設けられています。それぞれのゾーンでは、様々な種類の野草や樹木を観賞することができます。 特に注目すべきは、5月初旬に見頃を迎えるミヤマカスミザクラです。ミヤマ...»
もみじ公園について もみじ公園は、真言宗の巨刹である宝幢寺の跡地に作られた遠州流池泉回遊式庭園です。山形市が都市公園として整備し、市民に開放しています。園内には、山形市中央公民館分館である「清風荘」や、茶室「宝紅庵」が併設されています。 もみじ公園(旧宝幢寺庭)の由来 もみじ公園の庭園は、かつて真言宗の巨刹であった宝幢寺の池泉回遊式庭園です。宝幢寺は御朱印1370石の格式を持つ寺院でした。 元禄初期(1688~)には、山形城主松平大和守直矩公が姫の病気平癒の祈願のお礼として庭園を寄進したと伝えられていました。しかし、最近の資料によると、寛文年間(1661~)に松平下総守忠弘公が城内本丸...»
山形県上山市にある庵で、“たくあん漬け”でも知られる沢庵和尚がこよなく愛し、三年間を過ごした場所として有名です。趣深い建物の中に鎮座する沢庵禅師像から、故人の面影を偲ぶことができます。...»
山形市の中心部に位置する専称寺は、真宗大谷派の寺院であり、出羽山形藩の初代藩主になった最上義光が娘・駒姫の菩提寺としたことで知られています。本尊は阿弥陀如来です。 起源と歴史 文明15年(1483年)、本願寺第8世蓮如の高弟、願正が現在の天童市高擶に草庵を建てたことに始まります。第3世寿全のときに専称寺を号しました。 第4世乗慶の文禄4年(1595年)、最上義光の娘で豊臣秀次の侍女だった駒姫が、豊臣秀吉に謀反の疑いをかけられた秀次に連座し、わずか15歳で処刑されてしまうという事件が起こりました。義光はこれに深く悲しみ、翌年駒姫の供養のため、駒姫の生母である大崎夫人が浄土真宗に帰依していた...»
旧丹野家住宅は、江戸時代の宿場町「楢下宿」に残る貴重な建造物です。丹野家はかつて庄屋を務めた由緒ある家柄で、屋号を「滝沢屋」と称し、直家形式の曲り家で、江戸時代に庄家を務め、脇本陣、また旅籠屋として利用された民家です。大名や上級武士の宿泊・休息に利用され、多くの関札が残されています。 平成5年に現在地に移築され、楢下宿の歴史資料を展示しています。宿札や往来手形など「旅」をテーマにした資料を展示しています。藩政時代、羽州街道の宿場町として本陣、脇本陣、問屋などで賑わった楢下宿の脇本陣を復元し、その由緒ある姿は、人々が行き交った往時の様子を今に伝えています。...»
山形美術館は、山形市の中心地、霞城公園東大手門のそばに位置する美術館です。1964年に開館し、日本および東洋美術、郷土関係美術、そしてフランス近代絵画という3つの柱を中心に、充実したコレクションと常設展示が展開されています。 特に、フランス近代絵画に関しては、国内有数の規模と質を誇るコレクションを誇っており、印象派を中心とする珠玉の作品を鑑賞することができます。 常設展示 長谷川コレクション室-江戸から明治にかけての日本美術 山形銀行および殖産銀行(現:きらやか銀行)の経営に参画してきた長谷川家が、多年にわたって収集した美術品を係累から寄贈を受け展示しています。重要文化財の与謝蕪村「奥...»
斎藤茂吉記念館は、山形県上山市にある歌人・斎藤茂吉を記念する施設です。茂吉の生家近くにある「みゆき公園」と呼ばれる丘に、1968年に開館しました。 館内には、茂吉の自筆原稿や書画、遺品などが展示されています。常設展示室では、茂吉の生涯、歌風、医学者としての活動、書画、ふるさととの関わり、業績、交友関係、著書などをテーマに展示されています。また、企画展示室では、特別展などが開催されています。...»
松尾芭蕉が「奥の細道」の旅で山寺を訪れてから300年を記念して、奥の細道にゆかりの深い山寺(立石寺)の地に建てられました。山寺と相対する高台にあり、山寺を一望できます。を迎えることを記念し、 館内の魅力 外観は山寺一帯の景観と調和した和風平屋建てで、館内には芭蕉の真筆のほか、奥の細道関連の資料が展示されており、芭蕉に関する映像も鑑賞できます。その他には、京都北山杉を用いた本格的な数寄屋造りの茶室や研修室もあります。 常設展「芭蕉の生涯」 常設展「芭蕉の生涯」では、俳人・松尾芭蕉の生涯と業績を、芭蕉の周辺と蕉門、描かれた山寺等、収蔵品を中心に様々なテーマで紹介しています。 絶景の見晴ら...»
最上義光歴史館は、出羽虎将と称された最上義光と最上氏歴代、山形城のほか、地元山形の歴史を幅広く紹介している公立博物館です。織田信長から拝領した三十八間総覆輪筋兜や鉄製指揮棒など、最上義光の数少ない貴重な遺品が公開されています。 展示内容 山形城の構築や城下町の整備に力を注いだ戦国武将、最上義光とその家族、山形城に関する資料を幅広く展示しています。 館内には、全国第5位の57万石を領した出羽最上家第11代当主、最上義光が長谷堂合戦の際に身につけていた「最上義光公所用三十八間金覆輪兜」をはじめ、甲冑や指揮棒などの遺品、長谷堂合戦図屏風、山形城本丸のふすま絵などの絵画類や調度品を多数展示してい...»
加勢鳥は、山形県上山市で毎年2月11日に行われる、江戸時代初期から伝わる伝統的な民俗行事です。江戸時代初期から伝わるこの行事は、「ケンダイ」と呼ばれる藁蓑をかぶった若者に手桶から祝いの水をかけ、五穀豊穣や商売繁盛を祈り、火の用心を祈る、冬の寒さを吹き飛ばす熱気あふれる祭典として知られています。...»
山形ワインバルは、山形県上山市で例年初夏に行われる東北最大規模のワインイベントです。このイベントでは、山形県や東北、近県のワイナリーがかみのやま温泉に勢ぞろいします。浴衣姿でお城とワインを楽しむ特別な体験ができます。 2024年には51ワイナリーが出店し、200種類を超えるワインが提供されました。かみのやま産の葡萄を使用したワインや、山形県内外の個性的なワインが集まり、ワイナリー自慢の人気ワインや限定ワインなどが楽しめます。ワインに合うフード屋台も多数出店します。...»
山形県は”米沢牛”や”さくらんぼ”などで全国的に知られていますが、ラーメンの消費量でも全国トップクラスです。その山形のラーメン文化の中で、特に珍しいのが“冷やしラーメン”です。 冷やしラーメン(一部店舗では「冷たいラーメン」とも呼ばれる)は、通常の温かい醤油ラーメンを冷たくしたものではありません。その独特の美味しさは、実際に食べてみて初めて分かります。冷しらーめんは通年で提供されており、特に夏の暑い日にぴったりの一品です。 山形ラーメンは醤油味が主流であり、冷やしラーメンもほとんどが醤油味です。スープは鰹節や昆布を使った透明な醤油ダシが特徴です。山形の蕎麦店やラーメン店でも各店独自の冷たい...»
芋煮は、里芋やこんにゃく、ねぎ、きのこ類、季節の野菜などを主な具材とした鍋料理です。江戸時代、京都との文化交流から伝わり、稲刈りが終わる秋に食べごろを迎える里芋を用いた収穫祭や地域交流の場として親しまれてきました。 「芋煮会」は300年ほど前から続いており、現在も山形県の風物詩として、9月の第1日曜日を「芋煮会」の始まりの日としています。特に10月の「いも煮シーズン」には、県内の川や海で芋煮を楽しむ風景が見られます。 芋煮は地域によって材料や味付けが異なります。庄内風は豚肉を用いた味噌味、内陸風は牛肉を用いたしょうゆベースなど、様々なスタイルが受け継がれています。芋煮の旬は9月から12月で...»
山形県は全国一のさくらんぼの生産地で、その中でも特に人気が高いのが「佐藤錦」です。山形市近郊で多く栽培される佐藤錦は、山形の初夏を象徴する果物です。山形県では「ナポレオン」「紅秀峰」「紅きらり」など、さまざまな品種のさくらんぼが栽培されていますが、その中でも佐藤錦が特に人気が高く、県内のさくらんぼ生産量の約60%を占めています。 さくらんぼは収穫してから2、3日が食べ頃で、時間が経つと甘味が薄れるため、できれば収穫したその日に食べるのが最も美味しいです。鮮やかなルビー色のさくらんぼは、食べると薄皮が破れ、甘い果汁が口いっぱいに広がります。その季節限定の美味しさと、形や色の可愛らしさから大人気...»
山形が誇る果物の女王「ラ・フランス」は、芳醇な香りととろけるような甘みがあり、西洋なしの最高峰と言われます。 ラ・フランスは、明治時代にフランスから日本に渡ってきた西洋ナシの一種です。もともとパートレットとして受粉樹として植えられていたラ・フランスが、山形に持ち込まれたのは大正初期です。 しかし、その見た目の悪さと栽培の手間から、しばらくは受粉樹としてしか使われていませんでした。昭和40年代頃から、その芳醇な香りと美味しさが認められ、本格的な栽培が始まりました。山形県は、ラ・フランスの生産量日本一を誇る産地です。...»
冷たい肉そばは、山形県河北町で愛されている郷土料理で、「つったい肉そば」とも呼ばれます。鶏出汁の効いた冷やしたつゆに田舎そばを入れ、コリコリとした食感とコクが特徴の鶏肉を使います。蕎麦の替わりに中華麺を使用したものは「肉中華」と呼ばれます。 この料理の起源は、大正時代にそば屋で一杯やるのが主流だった頃にさかのぼります。馬肉の煮込みをつまみに呑み、最後は盛りそばで締めるというスタイルが定番でした。残った肉をそばにかけて食べたことから「肉そば」が誕生し、そばがのびないように冷たいつゆを使うようになりました。...»
どんどん焼きは、もんじゃ焼きを路上での飲食用に改良した東京発祥の食べ物ですが、山形県村山地方のどんどん焼きは一味違います。それは、持ち運びが便利なように、薄く焼いた生地を割り箸に巻いている点です。...»
「延命楽」は食用菊の一種で、主に山形県、新潟県、秋田県で栽培されています。特徴的な紫がかった桃色の花びらが筒のように丸みを帯びています。地域によって別名があり、山形県では「もってのほか」や「もって菊」、新潟県では「思いのほか」や「かきのもと」と呼ばれます。 名前の由来には諸説あります。天皇の家紋に使われる菊を食べるなど「もってのほか」と言われたことから、また「もってのほかうまい」から名付けられたとも言われています。 食用菊は主に花びらを食用とし、お浸しや和え物、酢の物などによく使われます。鮮やかな紫紅色をした花びらは、香りが良く、食感はシャキシャキとしており、ほのかな甘味とほろ苦い味わいが...»
納豆汁は、山形県の冬を代表する郷土料理で、寒い冬を乗り切るために欠かせない一品です。納豆でコクが出る上、その粘りで汁が冷めにくくなります。 納豆は雪の多い最上地方の冬場の貴重なタンパク源でした。栄養バランスの良い納豆汁は、山形の寒い冬に体を温める郷土料理として親しまれています。...»
山形県には、板そばや山菜そば、肉そばなど、多くの名物そばが楽しめる「そば街道」があります。この地域では、最上川が作る肥沃な大地と澄んだ水、そして山野の豊かな産物を活かしたユニークなそばが味わえます。 山形県のそばにはさまざまな種類があります。例えば、鍋で仕立てた山菜ときのこを冷たいそばにかけて食べる「月山山菜そば」や、鶏肉やねぎをのせた河北町発祥の「肉そば」、イカゲソが付いた「ゲソ天そば」、そして板箱に盛った伝統の「板そば」などが挙げられます。 山形県には「最上川三難所そば街道」、「おくのほそ道尾花沢そば街道」、「大石田そば街道」など、そば処を結ぶ幾筋もの「そば街道」が走っています。これら...»
そば匠の丁寧な指導のもと、そば打ち体験ができます。地元産のそば粉を使い、自分で打った手打ちそばを食べることもできます。さらに、農村に伝わる民具や民芸品などの展示も楽しめます。...»
いも煮弁当は、いも煮の汁でご飯を炊き、その上にいも煮の具材(里芋、こんにゃく、牛肉、しめじ)を並べ、最後に炊いた長ねぎをのせたお弁当です。山形のソウルフード「いも煮」と「山形牛」をこだわりのタレで柔らかく炊き合わせています。加熱式容器を使用しているので、ヒモを引くだけでいつでも温かい状態で食べられます。...»
銀山温泉で知られる尾花沢市。その豊かな自然と生産者の思いが育てた「尾花沢スイカ」は、夏の風物詩として親しまれています。夏真っ盛りに出荷される尾花沢スイカは、丸々として大きいのが特徴です。そのシャリシャリっとした爽やかな食感とみずみずしい甘さで、全国から高い評価を得ています。 この甘さを生み出す秘密は、尾花沢市特有の寒暖差にあります。山形県北部に位置するこの地は、昼と夜の気温差が激しく、その結果スイカは甘みを増します。尾花沢すいかの旬は7月と8月です。...»
山形は昔からこんにゃく芋の栽培が盛んで、こんにゃくが好んで食べられてきました。現在でも、山形県のこんにゃくの年間消費量は全国で1位となっています。板こんにゃくや糸こんにゃくが一般的ですが、玉こんにゃくは山形独自のものであり、地元では愛着を込めて「玉こん」と呼ばれています。 山形県民に愛されている「玉こんにゃく」は、地元のソウルフードです。球状のこんにゃくで直径は約3cmほどあり、観光地やイベント会場などで串に刺して販売されています。発祥は、昭和元年に創業した「千歳山こんにゃく」とされています。 玉こんを作るときは、水は使わず、しょうゆだけで煮るのがおいしくするコツです。煮上がったら熱々のま...»
かつては紅花商人であった長谷川家の蔵屋敷を改装した観光複合施設です。 旬菜旬食をテーマにした山形の魅力ある食事が楽しめるとともに、地域特産品の販売、伝統野菜を含む新鮮な農産物の直売、様々なイベントの開催、観光情報の提供などをおこなっています。 街なかを散策しながら気軽に立ち寄れる場所です。...»
ひっぱりうどんは、山形県内陸部、特に村山地方で食べられている郷土料理です。この料理は、大きな鍋で茹でたうどんを、醤油やめんつゆで味付けした納豆や鯖の水煮が入った器に取り分けて食べるスタイルが特徴です。この食べ方は、山形の厳しい冬を乗り越えるためのバランスの取れた栄養食として広く親しまれています。...»
鮮やかなルビー色に輝く大粒の実のさくらんぼ「佐藤錦」は、高い糖度と上品な酸味が特徴の山形県が誇る名産品です。80年以上にわたりさくらんぼのトップブランドとして君臨し続けています。 山形県は全国のさくらんぼ生産量の7割以上を占める「さくらんぼ王国」として有名です。県内には約2,500haの栽培面積と約200カ所の観光果樹園があります。梅雨の時期に雨が少なく、昼夜の寒暖差が適した環境で、特に東根市は水はけが良く、さくらんぼの栽培に適しています。...»
水がきれいな山の浅瀬や水ぎわなどに自生する“葉わさび”。わさびという名前はついているがすりおろしたりはせず、葉から茎、葉柄までを湯通ししてからおひたしや、和え物、酢の物などにして食べる。炊き立てご飯に混ぜてもおいしい。ビタミンCを多く含んでおり、わさびの辛みがビタミンCの酸化を防止するため、栄養価が高いといわれる。独特の風味と鼻まで抜けるわさびの香りも食欲を増進させるため、疲労回復にも活躍しそうだ。 旬 4月 5月 ...»
昭和初期、山形で羊毛生産が行われていましたが、化学繊維の普及により、羊毛農家の経営は悪化していました。農家救済の手段として発展したのが「蔵王ジンギスカン」です。当時の日本綿羊協会の会長がモンゴルを訪れた際、中央が盛り上がった鉄兜で羊の肉を焼いて食べる料理に出会い、これを地元蔵王で再現したのが、ジンギスカンの始まりです。 すでに全国各地では、羊の肉を串刺しにして食べる文化がありましたが、鉄鍋で提供するようになったのは蔵王が元祖なのです。 ...»
月山に降り積もった雪が長い年月をかけて研かれた湧水と、ドイツやチェコで厳選された麦芽、ホップ、酵母を使用し、世界が認めるカスパー・シュルツ社の醸造機器で醸造した味わい深いビール。ドイツの「ビール純粋令」に基づいただわりの製法で仕上げ、副原料を一切加えていないので、ビールには麦芽本来の甘みとうま味がしっかり生きている。酵母を除去しないので、カルシウムやビタミン、ミネラルが豊富。また、細胞を若返らせ、アンチエイジング効果のある核酸も豊富といわれることから、女性にも人気が高い。...»
山形県内陸部の名物「板そば」は、長い板に大量のそばを盛り付け、大勢で囲んで食べるスタイルが特徴です。特に村山市や大石田町などの山間部で親しまれてきました。 山形の山間部は寒暖の差が激しく、そばの栽培に最適な環境です。この地域で育つそばは、でんぷんが多く、旨味が濃いのが特徴です。しっかりとした歯ごたえも魅力の一つです。...»
山形県東根市の六田地区では、文久年間から麩作りが始まったといわれおり、現在でも六田の名産品になっている。ここの麩は「車麩」と呼ばれ、鉄棒に巻きつけて焼き上げ、輪切りにしたもので、ドーナツのように真ん中に穴が開いている。ひと口大ほどの大きさがあり、一般的にはすき焼き等で使われるが、地元では、から揚げや炒め物、煮物にも使われるようだ。麩の専門店もあり、そこでは麩をメインにした懐石料理が味わえるだけでなく、麩工房の見学(要予約)も出来るようになっている。...»
冬になると現れる“あじまん”。味は粒あんとクリーム。山形の地元TV番組とのコラボで毎月土日限定の新味が登場します。 別名 今川焼旬 12月 1月 2月 3月...»
サックリとした食感のウエハースに、ホワイトクリームをたっぷりサンドしたお菓子。厳選された原料を使用し、製造工程から包装に至るまで、丹念に真心を込めて作り上げた自信作。お子様からご年配の方まで、年代を問わずたくさんの方々に愛されており、山形土産として人気の高い商品である。一度食べたら忘れられない味を是非ご賞味いただきたい。...»
のし梅は、梅をすり潰し、寒天に練りこんだものを薄くのして乾燥し竹皮で挟んだ山形県村山地方などの銘菓。 『のし梅』の起源は、山形藩主の典医であった小林玄端が長崎に遊学中に中国人から梅を原料とする秘薬の製法を学び、気付け薬として作ったとされています。当初は煮詰めた梅に黒砂糖を加えた水あめ状の薬だったとされています。その後、玄端の子孫らによって製法が受け継がれ、江戸後期には胃薬や気付け薬として各家庭で製造されるようになりました。 『家伝秘法調合録』や正岡子規の文献にも「甘露梅」という名でのし梅の製法が記されています。これらの記録から、現在の菓子としてのし梅の製法は江戸時代の頃とほぼ変わらないこと...»
黒糖とエゴマ(じゅうねん)を練り込んだ生地で、甘さ控えめのこしあんを包んだ饅頭を油で揚げることで作られる。 特殊な製法で揚げることにより表面がカリッとした食感になり、かりんとうに似た風味になるのが特徴だ。 明友のかりんとまんじゅうは蜜付けして独自の加工で製品化した商品で、かりんとうの様にこうばしい香りとカリカリ、サクサクの新しい食感の和菓子である。...»
平塩熊野神社(ひらしおくまのじんじゃ)は、山形県寒河江市にある神社です。祭神として伊弉冉尊命、櫛気野命、速玉男命、事解男命の4神を祀り、その他10祭神を合祀しています。1,250年以上前に行基によって開基されたと伝えられ、毎年4月3日には例祭である「平塩舞楽」が行われます。 平塩舞楽は、天平時代に始まり、1000年以上の歴史を持つ農民舞楽として、現在も地元の人々によって受け継がれています。五穀豊穣や子孫繁栄、悪霊退散などを願う伝統行事で、多くの人々が集まります。...»
山形市村木沢地区にある「出塩文殊堂」(別当:良向寺)は、弘法大師空海によって開かれたと伝えられる真言宗醍醐派の寺院です。「あじさい寺」とも呼ばれ、例年6月下旬から7月中旬に約40種類2500株の紫陽花が咲き誇る美しい景観で知られています。...»
人間将棋は、約2,000本の桜が咲き乱れる舞鶴山を舞台に、甲冑や着物姿の武者や腰元たちが将棋の駒となり、広大な将棋盤上で対局する将棋のイベントです。天童市の舞鶴山は毎年4月下旬には「天童桜まつり」が開催され、桜まつりの目玉が人間将棋です。 舞鶴山山頂の整備された会場で対局が行われます。戦国時代の戦場を再現したような迫力満点のイベントで、毎年多くの観客を魅了しています。この時期には交通規制があり、舞鶴山山頂への車の乗り入れが禁止されるため、シャトルバスの利用が推奨されます。舞鶴山の山頂には王将碑が設置されています。...»
天童公園は、かつて天童城があった天童市のシンボルである標高223メートルの舞鶴山にあります。天童城は、戦国時代に最上氏によって築かれた城で、その後、江戸時代には譜代大名の天童氏によって居城となりました。しかし、明治維新の廃城令によって天童城は取り壊され、跡地は公園として整備されました。天童公園は市街地のほぼ中央部に位置し、山頂からは天童市街や月山、朝日連峰、最上川などの景色が楽しめます。...»
天童温泉は、山形県天童市にある温泉街です。将棋駒の産地として有名な天童市にあり、温泉街には将棋駒モチーフのオブジェなどが飾られています。天童駅の東側にはホテルや旅館があり、利用者に合ったバランスの取れた施設が整備されています。温泉街には足湯、手湯、飲泉所があります。さくらんぼやぶどう狩りなどの果物狩りも楽しめます。...»
若松寺は山形県天童市にある天台宗の寺院で、別称は若松観音です。「西の出雲、東の若松」として、出雲大社と並び称される縁結びの観音として知られています。鐘楼堂近くにある縁福大風鈴はいつでも鳴らすことができ、良縁や幸福の願いを込めてゆっくり3回鳴らし、心静かに合掌します。 室町時代には西国の観音巡礼信仰が東国にも普及し、最上三十三観音霊場第1番札所に位置づけられています。...»
唐松観音は、山形市馬見ヶ崎川の右岸に位置する曹洞宗の古刹で、「山形十景」のひとつに数えられます。平安時代に創建され、古くから霊場として栄えました。 堂は京の清水寺を手本とした懸崖造りの建物で、寛文元年(1661年)に山形城主・松平下総主忠弘が「唐松山護国寺」と命名し、山形城の守護仏とされました。山の中腹にあるその堂(舞台)からは山形市街を一望できます。唐松観音は最上三十三観音霊場の第五番札所でもあります。...»
山形花笠まつりとは 山形花笠まつり(やまがたはながさまつり)は、東北四大祭りの一つであり、山形を代表する夏祭りです。毎年8月5日、6日、7日の3日間にわたって開催され、市内の目抜き通りを多くの踊り手たちが花笠音頭に合わせて踊りながらパレードします。「ヤッショ、マカショ」の掛け声と勇壮な花笠太鼓が祭りを一層盛り上げます。 花笠と衣装 「花笠(はながさ)」という名前の通り、県の花でもある「紅花」をあしらった花飾りがついた笠は、踊り手たちの必需品です。艶やかな衣装に身を包んだ大集団が一斉に踊る姿は圧巻であり、花笠がダイナミックにうねる様子は観客を興奮させます。 多彩な花笠踊り 花笠踊りには...»