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空気神社

(くうき じんじゃ)

世界に一つだけの「空気」を御神体とする神社

空気を御神体とする唯一無二の神社

平成2年7月に建立された空気神社は、空気の恩恵に感謝し、敬愛の心を育むために作られました。この神社は、美しい地球を守り、次の世代へ引き継ぐという願いが込められています。

澄んだ空気に感謝する特別な場所

空気神社は、ブナ林の中にあり、5メートル四方のステンレス板を鏡に見立て、四季折々の風景を映し出します。本殿は地下3メートルの部分にあり、四季を表す4本の支柱からなる鳥居に囲まれた空間です。1年を表す12個(12ヶ月)の素焼きの瓶に、きれいな空気が祀られています。参道には、宇宙を創る五行(木・火・土・金・水)のモニュメントが設置されています。

朝日町の空気まつり

朝日町では、世界環境デーの6月5日を「朝日町空気の日」と条例で制定し、その日と最寄りの土・日に「空気まつり」を開催しています。この祭りでは、地下にある神社本殿の御開帳が行われ、地元小学生による「みこの舞」奉納や「浮島雅楽」の演奏が披露されます。また、山菜や農産加工物の販売、自然と触れ合えるイベント等が開催され、多くの人々で賑わいます。

空気神社の歴史

昭和48年、町民である白川千代雄氏が「山の中のきれいな空気の中で仕事をしていると、平地で仕事をしている時よりも疲れにくい。これは、豊かな自然が作り出す澄んだ空気の恩恵である。町に空気神社を建立し空気とそれを生み出す自然に感謝しよう」と提案したのがきっかけで、空気神社は誕生しました。

本格的な建立準備は昭和62年に始まり、「一歩会」代表の菅井敏夫氏をはじめとする有志が集まり「空気神社建立奉賛会」を設立しました。空気神社建立に向けて、町内外から寄付金を募り、『空気に感謝し、自然の恵みを大切にしよう』という趣旨に多くの個人、団体、企業が賛同しました。

平成2年、世界に類例のない新しい理念による環境モニュメント『空気神社』が完成しました。この神社は、環境をテーマにしたモニュメントとして全国から注目を集めました。

空気神社ライトアップ

空気神社のライトアップでは、夜の空気神社を光の四季で照らし、幻想的な森を創り出します。期間中、6月1日(土)には空気まつり夜の部「点灯式」や「みこの舞」、町内物産の販売が行われます。また、7月6日(土)には「スペシャルデー」としてオカリナの演奏や出店、七夕に合わせた短冊の設置などが行われます。

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名称
空気神社
(くうき じんじゃ)

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