人間将棋
人間将棋は、約2,000本の桜が咲き乱れる舞鶴山を舞台に、甲冑や着物姿の武者や腰元たちが将棋の駒となり対局する将棋のイベントです。天童市は江戸時代から将棋駒の生産で知られ、藩主である織田信美が米沢藩から駒師を招き、藩士に駒作りを学ばせた歴史があります。
人間を駒に見立てて将棋を指すアイデアは、豊臣秀吉が伏見城で小姓や腰元を将棋の駒に見立てて「将棋野試合」を行った故事に由来しています。
舞鶴山は毎年4月下旬には「天童桜まつり」が開催され、桜まつりの目玉が人間将棋です。1972年以降、舞鶴山山頂の整備された会場で対局が行われます。この時期には交通規制があり、舞鶴山山頂への車の乗り入れが禁止されるため、シャトルバスの利用が推奨されます。舞鶴山の山頂には王将碑が設置されています。
四季折々の花々
舞鶴山は桜の名所としても知られ、毎年4月下旬には約2,000本の桜の下で「天童桜まつり」が開催されます。桜以外にもツツジやアジサイ、アヤメ、モミジ、ヒガンバナなど四季折々の花々が楽しめます。
もみじ園天童公園
もみじ園は愛宕沼親水空間から舞鶴山山頂付近までを結ぶ散策路を含んだエリアの名称です。整備された散策路により、車と歩行者の通路が分離され、安全に歩いて通行することができます。
夜間歩行するための照明や、もみじ型のサイン照明を設置しています。桜やもみじが見頃の時期にはライトアップが行われ、夜間でも幻想的な景色が楽しめます。
デッキの下部構造は掘削をせずに基礎構造を構築する技術を採用しており、天童公園全体が埋蔵文化財の包蔵地と指定されているため、歴史的景観をなるべく乱さないように設計されています。コンクリート舗装は、周囲の色合いに馴染む茶系のカラーコンクリートを使用しています。
デッキ階段・スロープ全長:158メートル
散策路全長:250メートル
高低差:52.4メートル
四阿(あずまや):2棟