歴史
社伝によれば、源頼義・源義家親子が前九年の役の際、八幡神に祈って戦勝したので、寛治7年(1093年)に京都男山八幡宮を勧請し、八幡原(現・寒河江市若葉町・元町)に創建したとされています。鎌倉時代の建久2年(1191年)、大江親広が鎌倉鶴岡八幡宮から分霊を勧請し、八幡原の八幡社と合祀して現在地に社殿を創建しました。現在の本殿は貞享3年(1686年)、拝殿は安永4年(1775年)に建築されました。1940年(昭和15年)に県社に昇格し、神社本庁の別表神社に加列される際に「寒河江八幡宮」に改称しました。
文化財
県指定文化財
短刀 銘出羽寒河江月山:室町時代の作品。
県指定無形民俗文化財
寒河江八幡宮流鏑馬:前日祭および例大祭で行われる古式流鏑馬と作試し流鏑馬。古式流鏑馬は、騎手が疾走する馬上から3か所の的を射て作柄を占います。全国で寒河江八幡宮のみに現存する伝統行事です。
年中行事
1月1日:歳旦祭(初詣)古神札お焚き上げ
2月11日:紀元節祭・建国記念日奉祝式典
2月(旧暦初午):稲荷神社(境内末社)初午祭
4月28日:新山神社祭(境内末社)市内南町新山講
4月29日:講社大祭(春祭り)
5月16日:厳島神社(末社)例祭
6月30日:茅輪神事・夏越大祓
7月1日:水神祭
9月9日:流鏑馬参籠始祭(例大祭まで一週間のオコモリ禊潔斎)
9月14日:前日祭(南部地区渡御・古式流鏑馬奉納)
9月15日:例大祭(本町地区渡御・作試し流鏑馬奉納)、東北一の大神輿渡御・神輿の祭典
9月16日:終了報告祭(流鏑馬参籠オトキ)
11月23日:新嘗祭(氏子青年神輿会による御神田献米)
12月13日:煤払い
12月31日:晦(つごもり・年越)大祓・除夜祭・鎮火祭