山形県 » 山形市・蔵王・天童

上山温泉

(かみのやま おんせん)

心も身体もリフレッシュできる、歴史ある温泉街

かみのやま温泉は、東山温泉、湯野浜温泉とともに古くは「奥羽三楽郷」の一つに数えられた歴史ある温泉街で、江戸時代には城下町としても栄えました。

上山藩の城下町である羽州街道の宿場町の面影が残る「新湯・湯町・十日町地区」と、蔵王連峰を一望できる高台に佇む「葉山・河崎・高松地区」という二つの異なる趣を持つ地区があります。

無色透明でさらりとしたお湯は、赤ちゃんでも安心して入れる優しい泉質です。保温・保湿効果が高く、美人の湯とも称されています。宿泊する旅館や日帰り入浴ができる旅館、共同浴場、足湯などを巡って、存分に温泉を楽しむことができます。

ヘルスツーリズムとクアオルト健康ウォーキング

かみのやま温泉では、健康づくりの三大要素「運動・栄養・休息」がすべて体験できるヘルスツーリズムが盛んです。日本で唯一、ドイツのミュンヘン大学が認定したクアオルト健康ウォーキングコースが5ヵ所8コースもあります。専門ガイドの案内によるプログラムも毎日開催され、ウォーキング初心者でも安心して参加できます。

珍しい鳥の鳴き声や植物を探したり、湧き水で腕を冷やしたりと、自然と戯れることで心も癒されます。運動の後は、地元で採れた旬の食材を使用した美味しい料理で栄養を補給し、温泉でゆっくり休息することで、身体もリフレッシュできます。

「クアオルト」とは、ドイツ語で「健康保養地・療養地」を意味します。

かみのやま温泉の歴史と共同浴場

かみのやま温泉は、山形県上山市にある温泉で、かつては奥羽三楽郷の一つとされていました。温泉地は「湯町」「新湯」「十日町」「河崎」「高松」「葉山」「金瓶」の7地区から構成され、それぞれの地区が個々の温泉として見なされることもあります。

泉質はナトリウム・カルシウム塩化物・硫酸塩温泉(弱アルカリ性)で、源泉数は5本、源泉温度は63〜69℃です。温泉街では多数の温泉旅館、温泉ホテルが営業しており、共同浴場や日帰り温泉施設、足湯も存在します。

共同浴場は7軒存在しましたが、一部は閉鎖されています。下大湯共同浴場、新丁温泉共同浴場、二日町共同浴場、新湯共同浴場、湯町共同浴場、葉山公衆浴場、中湯共同浴場があります。

かみのやま温泉の開湯と歴史

かみのやま温泉の開湯は1458年で、旅の僧侶・月秀が温泉で傷を癒している鶴を発見したことから始まりました。そのため、「鶴脛の湯」という別名もあります。江戸時代には上山城および上山藩が置かれ、温泉地としてだけでなく城下町としても繁栄しました。羽州街道の宿場町としても賑わいを見せました。

1878年にはイザベラ・バードが訪れ、『日本奥地紀行』で外国人が容易に来られる場所であったら健康的な保養地となるであろうと紹介しています。

Information

名称
上山温泉
(かみのやま おんせん)
リンク
公式サイト
住所
山形県上山市
電話番号
023-672-0839
アクセス

JRかみのやま温泉駅下車、各旅館まではタクシー・送迎車をご利用ください。
山形空港から車で約45分
東北中央自動車道 かみのやま温泉IC/山形上山ICから車で約10分

山形市・蔵王・天童

山形県