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弁天島(鼠ヶ関)

(べんてんじま ねずがせき)

白亜の灯台が立つ、源義経ゆかりの地

弁天島は、源義経が兄である源頼朝に追われて奥羽へ逃れる際に、鼠ヶ関の弁天島に上陸したと伝えられています。かつては離島であったと言われていますが、現在は陸続きとなっています。そのため、源義経や従者・武蔵坊弁慶のファンなどの観光客が多く訪れます。

現在は、岬の先にあたる弁天島には厳島神社と金刀毘羅様を奉った祠があり、遊歩道からは日本海が一望できます。大正14年(1925年)4月1日には酒田海上保安部が管理する航路標識の鼠ヶ関灯台が設置されました。

アクセスと設備

新潟県と山形県の境界に位置する鼠ヶ関海岸にあり、昔は干潮時のみ陸続きとなっていた小島でした。現在は整備され、二車線の舗装道路と広い歩道が設置されています。

弁天島の周りには15分ほどで巡れる遊歩道があり、灯台のある先端まで行けます。釣り人も多く、灯台付近から見る夕陽は絶景で、夕陽スポットとして人気があります。

鼠ヶ関灯台

日本海に面した山形県と新潟県との県境に位置する、山形県鶴岡市鼠ヶ関地区にある灯台です。酒と灯台のまちとして知られ、庄内浜有数の漁業の町でもある鼠ヶ関のシンボル的存在です。

白く輝く灯台と朱色の鳥居が織りなす美しいコントラストと、灯台の先に見える大迫力の大海原、日本海に沈む夕陽が見られます。平成28年8月29日には、日本ロマンチスト協会と日本財団が共同で実施する「恋する灯台プロジェクト」において《鼠ヶ関灯台》が恋する灯台として認定されました。

周辺の楽しみ方

厳島神社前の通りには鼠ヶ関港で水揚げされた鮮魚を加工したお土産店が並んでいます。この通りは、山形県の顔の形に似た地形の「鼻」の位置にあり、「はなさき路」と命名されました。毎月第1日曜日にはイベントも開催され、観光客で賑わいます。

Information

名称
弁天島(鼠ヶ関)
(べんてんじま ねずがせき)

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