樹齢約400年、全長20メートルにも及ぶ見事なクロマツ「念珠の松」を中心に、自然庭園の趣を形成した美しい庭園です。主幹は高さ3.5メートル、幹囲り1.16メートルと巨木ではありませんが、東側へ約20メートルにわたって太い枝が這うように伸びているのが特徴です。
昭和30年8月1日に山形県の天然記念物に指定され、1994年(平成6年)に世界的に有名な造園家 中島健の設計により現在の念珠の松庭園が完成しました。
今から約400年前、佐藤茂右エ門が盆栽の松を地植えしたのが始まりです。これを代々続けて庭師に手入れさせ、つくり上げた黒松です。元は1960年に廃業した旅館「村上屋」の庭園で、終戦前は「村上屋の臥龍の松」とよばれ、鼠ヶ関駅に停車した汽車からその美しい全景を見ることができました。
1955年8月1日に山形県の天然記念物に指定され、1994年に造園家である中島健の設計により現在の庭園が完成しました。
樹齢約400年といわれる、全長20メートルにも及ぶ見事なクロマツ。高さ4メートル程度の主幹を差し置いて、図太い枝が這うように延びたものです。
昭和30年には山形県の天然記念物に指定され、その後の平成6年に、造園家・中島健氏の設計により現在の庭園が完成しました。永らく息づいてきた念珠の松を伝統的に残しつつ、多種多様な樹木や草花を植栽することで、伝統と現代が融合した自然庭園の趣を形成しています。