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行者にんにく

(ぎょうじゃ)

山にこもる修験者の荒行に耐える源

行者にんにくは、地域によって様々な系統があるが、庄内の在来系統は形が良く、茎の一部が赤色なのが特徴で、首都圏の市場でも大変人気がある。味、香りはにんにくに近く、生のままや醤油漬け、おひたし、天ぷらなどで食べるのが一般的だ。
鶴岡市朝日地区では、30年以上も前から、野山に自生していたものを自宅に持ち帰り、栽培が始められていた。現在では、約20名の農家によって栽培されている。
収穫時期を迎えると、秋に畑から掘り起こし、暖かいビニルハウスに移す。その暖かい環境で成長を促すことで、約2~4週間経つと収穫できる大きさになるのだ。
地元農家にとって行者にんにくは成長がとても遅いうえ虫や病気の被害が多く苦労が絶えないが、8年もの歳月を経てようやく出荷を迎えたときは、その喜びもひとしおだと言う。
5~6月になると、より風味を増した露地物を味わうことができる。

旬     4月 5月 6月 

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名称
行者にんにく
(ぎょうじゃ)

鶴岡(庄内)

山形県