社殿と宝物殿
荘内神社の社殿は、本殿、参集殿、宝物殿の三つに分かれています。
本殿:祭神として、酒井忠次公、酒井家次公、酒井忠勝公、酒井忠徳公を祀っています。ここでは主に加持祈祷やお祓いが行われます。
参集殿:結婚披露宴、各種宴会、講演会、展示会などに使用されます。
宝物殿:酒井家より奉納された歴代藩主ゆかりの宝物や、旧家から奉納された御雛様、五月人形、絵馬、屏風など約2000点が展示されています。
歴史と背景
250年にわたる酒井家藩主による善政が幕を閉じた後も、旧藩主を敬う領民の思いは強く、鶴ヶ岡城本丸跡に荘内神社が創建されました。以来、開運招福、家内和合、産業繁栄の神様として多くの人々に信仰されています。
荘内神社の隣には、酒井家13代藩主酒井忠篤が1895年(明治28年)に創建した鶴岡護国神社があります。
文化と行事
荘内神社は、庄内藩主酒井家の4人の先祖を祀っています。毎年8月には「荘内大祭」が開催され、市民が江戸時代の服装で町中を練り歩く大名行列が行われます。また、年末年始の初詣には多くの参拝者が訪れます。
鶴岡公園
神社の周囲には鶴岡公園があり、春には多くの桜の木が咲き誇り、花見客で賑わいます。
花手水
四季折々の花手水も見どころのひとつで、6月中旬頃には紫陽花の花手水が梅雨の季節を明るく彩ります。