山形県庄内地域の飛島でとれる海草が“エゲシ”。エゲシとは“イギス”のことで、山形では少々訛って“エゲス”とも呼ばれている。
庄内地域では味噌汁の具に重宝されており、お椀にエゲシを適量入れて、そのまま味噌汁をかけて食べるのが一般的なようだ。
生のときは赤茶色のエゲシが、熱い味噌汁を注ぐと緑色に変わる不思議な様子も楽しみのひとつ。エゲシにかける味噌汁の具は昔からなすと決まっているという。
エゲシは天日干し、塩蔵、冷凍などで保存され、正月頃までは食べられるという。味噌汁にひと味加えて楽しみたい方はおみやげにしてもおもしろい。
別名 イギス、エゲス
旬 6月 7月 8月