山形県の海岸一帯である庄内浜では天然のアワビと、養殖アワビの両方が水揚げされる。養殖アワビは、養殖に最適なおだやかな波、低い水温、良質の水という条件が揃っていることから、昭和62年よりはじめられ、いまや人気商品として定番化している。養殖のアワビは「一口あわび」と呼ばれ、約6.5センチの大きさで出荷されている。一口でアワビを食べられる贅沢な心地が評判を呼んでいるという。
一方で、天然のアワビ漁も行われている。舟から半身を乗り出し、箱めがねで海底を覗くという、昔ながらの漁法が行われ、ひとつひとつ丁寧に獲られている。出羽三山からの清らかでミネラルたっぷりの水質が凝縮した旨みと弾力ある食感と育む。海上から4メートルという長い竿を使い、アワビを水揚げする様はまさに名人技!
旬 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月