赤かぶを酢、砂糖、塩などで漬けた、パリパリとした食感が特徴の山形県名産の甘酢漬け。
【歴史・由来】
山形県では各地に赤かぶの固定種(伝統野菜)が伝わる。先祖代々種が受け継がれている。温海(あつみ)かぶ、肘折かぶ、最上かぶなどがある。鶴岡市の温海地域で栽培されている温海(あつみ)かぶは、1785年に徳川幕府に献上したとの記録が残っている。
【食べ方】
日常のおかず、お茶うけに。
庄内地域では、大黒様のお歳夜(12月9日)、年越し、正月など秋冬の行事にも縁起物として利用される。
【作り方】
・赤かぶを丁寧に洗い、適当な大きさに切る。
・酢、砂糖、塩などで漬ける。
【提供店】
県内の食堂、そば屋、温泉旅館、ホテルなど。
(秋冬のメニューに添えられていることが多い)
別名 温海カブの漬けもの 赤かぶの漬物