鶴岡市湯田川に伝わる在来作物の“萬吉なす”。代々、湯田川のたった一軒の農家でのみ作られてきた門外不出の茄子である。その歴史は残念ながら詳しくは語り継がれていないが、少なくとも100年以上の歴史があると考えられている。
果実は大きいもので長さ15センチ、幅10センチの丸型で、重さは400~500グラムもあり、山形県内に現存する在来の茄子では最も大きい茄子として知られている。
えぐみが少ないのが特徴で、他の茄子では味わえないような香りや甘みがあり和梨やりんごのようなさくさくとした食感が楽しめる一方で、火を加えると、とろっとした食感がクセになる味わいだ。
本格的な旬は8月で、霜が降りる10月頃まで食べることができる。
旬 7月 8月 9月 10月