山形県には白糸の滝、銀山温泉、蔵王温泉などの観光スポット、山形花笠まつり、ぶどう狩り、花祭りなどの観光イベント、そば、粕汁、漬物などのご当地グルメがあります。
山形県は東北地方にあり、一部を日本海に接する雪の多い県のひとつです。NHK朝の連続テレビ小説「おしん」の舞台になった土地であり、撮影場所となったところは観光スポットともなっています。
山形県には宿場町や、炭焼き小屋などの40棟の建物が連なる庄内映画村オープンセットもあります。冬場はお休みですが春と夏には一般公開されており、殺陣(たて)や乗馬などを楽しむことができます。
山形県には35つの市町村がありますが、そのすべてで温泉があるという特徴があり、まさに温泉王国といってよいほどです。特に蔵王は温泉だけではなくスキー場としても有名で、スキーと温泉を目当てにして多くの観光客が訪れています。
蔵王が有名なのはスキーや温泉だけでなく樹氷ができることでも有名です。樹氷は奥羽山脈の一部にできるもので、風によって多くの着雪が起こることよって起こる現象であり、いくつかの条件が揃わないとできない、とても珍しいものです。
樹氷は英語ではアイスモンスターといいますが、その景色はモンスターというのにふさわしい美しくも異様な風景で、自然の不思議を味わうことができます。
山形は食についても、楽しみが多い土地です。山形といえばさくらんぼが有名ですが、実に全国のさくらんぼの7割が山形県で生産されており、さくらんぼの季節には各地のさくらんぼ園でさくらんぼ狩りなどのイベントや行われます。
ナスやキュウリ、ミョウガや大根などにオクラのねばねばを加えて醤油をかける「だし」に鯉のうま煮、タケノコを味噌と酒粕で煮る孟宗汁といった郷土料理に枝豆やそら豆をすり潰したじんだん餅などのスイーツもあり、旅の楽しみを倍増してくれます。
また山形県は54の酒蔵があり、全国新酒鑑評会で金賞を受賞する銘酒もある吟醸王国でもあります。日本酒の楽しむイベントも多く、飯豊町のどぶろくまつりや鶴岡市の大山新酒・酒蔵まつりなどお酒に関わるイベントやお祭りが開催されるため、日本酒好きの人にとっては訪れてみたい場所でしょう。
銀山川の両岸に大正から昭和初期にかけての三層四層の木造の宿がズラリと建ち並び、川からは湯煙が立ちのぼっている。 建築された当時としては非常にモダンな建築で、川には橋が多くかかり、また石畳の歩道にはガス灯が並んでいて夜には銀世界を灯す。 人名を大きく書いた漆喰の看板が目に付く、大正ロマンが漂うノスタルジックな町並み。 銀山温泉のお湯は、細かな湯花が混じった乳白色のお湯。湯治場の雰囲気が残っている点では全国でも有数の温泉。 温泉街の中央に建築家の隈研吾によりリフォームされた共同浴場があり、中は間接照明がとてもムードのある空間を演出。 タオル片手の浴衣姿の湯治客たちが川のほとりを往来してい...»
「山寺」の通称で知られる「宝珠山 立石寺」は、俳聖・松尾芭蕉が名句を詠んだことで有名な天空の古刹です。山全体が修行と信仰の場であり、登山口から奥之院まで1015段もの石段の道のりには、奇岩怪石や歴史あるお堂、絶佳の景観が広がります。芭蕉は「閑さや岩にしみ入る蝉の声」という句を『おくのほそ道』に残しています。 比叡山延暦寺の別院として慈覚大師 円仁により貞観2年(860年)に建立された、東北有数の霊場として知られています。瑞巌寺(宮城県松島町)、中尊寺(岩手県平泉町)、毛越寺(岩手県平泉町)とともに「四寺回廊」の一つに数えられています。また、若松寺と慈恩寺を含めて巡る「出羽名刹三寺まいり」の一...»
最上川の舟下りは、山形県最上川で行われる舟運です。古くから酒田港と米沢を結ぶ交通手段として利用されてきましたが、現在は観光目的で運行されています。最上川は山形県内を流れる美しい川です。 最上峡は山形県の最上川中流に位置し、戸沢村古口地区から庄内町の清川地区までの全長16㎞の渓谷です。奇岩怪石や豊かな緑に囲まれ、最上川の中でも特に美しい景観を誇ります。 年中無休で定期船が運航しており、経験豊富な船頭さんが、歌声と軽快な最上訛りのガイドで舟下りを盛り上げてくれ、両岸に山が迫る雄大な自然を眺める最上川舟下りは、心に残る体験となるでしょう。最上峡にあるいくつかの地点から乗船できます。...»
出羽神社は標高414メートルの羽黒山の山頂に鎮座する神社です。祭神は伊氐波神と稲倉魂命で、出羽三山神社の一つです。 出羽三山の概要 出羽国南部の庄内地方(山形県の日本海側)に位置する月山、羽黒山、湯殿山を総称して出羽三山と呼び、古くから山岳信仰の対象となってきました。出羽三山はそれぞれ、月山が過去、羽黒山が現在、湯殿山が未来を象徴するとされ、各山には月山神社、出羽神社、湯殿山神社が鎮座しています。 羽黒山の特徴 羽黒山は出羽三山の中心地であり、古神道だけでなく仏教などと融合した修験道の中心地の一つとしても知られています。羽黒山の随神門から始まる表参道は全長約1.7kmで、2446段の石...»
山形県村山地方・庄内地方に広がる月山・羽黒山・湯殿山の総称。修験道を中心とした山岳信仰の場として現在も多くの修験者、参拝者を集めている。 出羽三山は月山が過去、羽黒山が現在、湯殿山が未来を象徴するとされ、それぞれ月山神社、出羽神社、湯殿山神社が鎮座する。 出羽三山の概要 出羽三山(でわさんざん)は、山形県に位置する三つの聖なる山、すなわち月山、羽黒山、湯殿山の総称です。これらの山々は古くから信仰の対象とされ、多くの参拝者が訪れる霊場となっています。出羽三山は、日本の神道と仏教が融合した修験道の重要な拠点でもあります。 歴史的背景 出羽三山の信仰は、奈良時代に始まったとされています。特...»
蔵王温泉は、日本屈指の古湯として知られており、1900年の歴史を持つ温泉地です。山形県山形市南東部、蔵王連峰の西麓に位置し、標高880mにあります。古くは最上高湯、高湯(たかゆ)と呼ばれ、白布温泉(山形県)、高湯温泉(福島県)と共に奥羽三高湯の一つに数えられます。 開湯は西暦110年、日本武尊の東征時、従軍した吉備多賀由により発見されました。江戸時代には蔵王権現への西側登山口としてにぎわい、すでに総合リゾートとしての様相を呈していました。 大正時代には、麓の集落と温泉を結ぶ道路の開通や街灯、駐在所などの施設が設置され、観光地としての足がかりを築き始めました。昭和に入るとスキー場もオープンし...»
山形県新庄市で開催される新庄まつりは、毎年8月24日~26日の3日間開催される、東北屈指の夏祭りです。260年以上の歴史を持つこの祭りは、華麗な山車行列、勇壮な神輿渡御行列、風情のある鹿子踊りなどが繰り広げられ、毎年多くの観光客を魅了しています。 新庄まつりは年々規模を拡大し、観光客も増加しています。2006年には250周年を迎え、特別に27日にも山車の運行が行われました。2019年には3日間で過去最高の56万人が訪れました。2016年には「山・鉾・屋台行事」の一つとしてユネスコ無形文化遺産に登録されました。...»
本間美術館は、山形県庄内地方の大地主であった本間家が収集した品を保管・展示する山形県の登録博物館です。酒田の豪商本間家の別邸として利用されていた場所で、昭和22年に別邸「清遠閣」と庭園「鶴舞園」を開放し、1947年に戦後初の私立美術館として開館しました。 収蔵品は本間家が代々受け継ぎ、充実させてきた美術工芸品を中心としています。鶴舞園(清遠閣を景観に含む)は国の名勝に指定され、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで二つ星、清遠閣は一つ星、美術館としても一つ星を獲得しています。 所蔵品には円山応挙の「鼬図」、本間家が大名から拝領した品、歴史資料として価値の高い文書、当主が好んだ茶道の器物など...»
クラゲドリーム館(加茂水族館)は、クラゲの展示種類数で世界一を誇る水族館です。海沿いに建つ白壁のモダンな建物で、60種類以上のクラゲが展示されています。 涼しげで透明感あるクラゲの姿は一種のアートのようで、暗がりの中でほのかに輝くディープブルーの水槽や、パープルやグリーンに染まるクラゲたちは、異世界に迷い込んだような気持ちにさせられます。 直径5メートルの巨大水槽やクラゲ料理のレストランなど、見どころが満載です。...»
山居倉庫は、1893年に建てられたケヤキ並木と黒板塀が印象的な米貯蔵庫です。酒田市の南部、新井田川の河口近くに位置し、庄内米の貯蔵庫としてその歴史は藩政時代に遡ります。 現在の倉庫は12棟の土蔵造が並び、倉庫前の船寄や裏手のケヤキ並木と共に往時の風情を感じさせます。このうち1棟は庄内米歴史資料館及び酒田市観光物産館として公開されています。 屋根を二重にして断熱材代わりにし、倉庫の裏側にケヤキを植えて西日避けや強風避けにするなど、低湿管理が行われ、昔ながらの工夫と仕掛けで湿気と熱から米を守っていました。2022年に129年の米倉庫としての役割を終えました。...»
上杉神社は、戦国最強の武将とされる上杉謙信を祭神として米沢城 本丸跡の松が岬公園に建立された神社です。旧社格は別格官幣社で、江戸時代後期から明治時代初期に流行した藩祖を祀った神社のひとつです。上杉謙信にあやかって開運招福や諸願成就、学業成就や商売繁盛のご利益があるとされています。...»
833年(天長13年)、弘法大師空海によって開かれた湯殿山注連寺は、真言宗智山派に属する寺院です。出羽三山の奥の院である湯殿山の参道口に位置し、古くから湯殿山信仰の中心地として栄えてきました。かつて女人禁制だった時代には、「女人のための湯殿山参詣所」として多くの女性参拝者を集め、湯殿山信仰の普及に大きな役割を果たしました。 2009年(平成21年)に『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』で二ツ星に選定されました。即身仏、天井画、鰐口などが評価されています。境内の「七五三掛桜」は樹齢約200年以上のカスミザクラで、鶴岡市指定天然記念物です。森敦の小説『月山』の舞台としても知られ、境内には森敦...»
蔵王温泉スキー場は、東北最大級のスノーリゾートエリアとして、一日中楽しめる多彩なゲレンデと幻想的な樹氷原が広がっています。山形県山形市に位置し、蔵王山の西麓に広がる、日本スキーにおける聖地ともされるスキー場です。 変化に富んだコースが多く、特に最上部の樹氷原コースでは見事な樹氷が見られ、世界的に有名です。広大なコースやゲレンデは初心者から上級者まで楽しむことができ、温泉街と一体化しているため、年間を通じて観光客に人気です。アメリカのCNNにも「日本の最も美しい場所31選」として選ばれ、海外からも高く評価されています。...»
本山慈恩寺は、山形県寒河江市にある仏教寺院で、慈恩宗の本山です。山号は瑞宝山。奈良時代、僧行基がこの地の景勝を聖武天皇に奏上し、勅命によりバラモン僧正が開基したと伝わる古刹です。その後、鳥羽天皇の勅で再建され、後白河法皇と源頼朝によって山号を与えられました。 平安時代は藤原摂関家から、鎌倉時代から室町時代にかけては寒河江大江氏の庇護を受けました。寒河江大江氏が滅ぶと最上氏や江戸幕府によって寺領を認められ、江戸時代には東北随一の巨刹となりました。...»
蔵王ロープウェイは、日本百名山のひとつである蔵王を観光するのに最適な手段です。冬季はスキーやスノーボード、樹氷観光、夏季は登山やハイキングなど、一年を通して様々なアクティビティを楽しむことができます。 蔵王の樹氷は「ICE MONSTER」と呼ばれるほど有名で、山の斜面に立ち並ぶ樹氷は圧巻です。ロープウェイの夜間運行では、樹氷がライトアップされる特別な体験も楽しめます。蔵王温泉街には、温泉旅館やホテル、お土産店などが充実しているので、ゆっくりと滞在を楽しむこともできます。...»
昼夜で多彩な表情を見せる極寒の自然が生んだスノーモンスター(学術名:ICE MONSTER アイスモンスター)とも呼ばれる「樹氷」は、蔵王を世界的に有名にしました。樹氷は、亜高山帯に生育する針葉樹のアオモリトドマツが雪と氷に覆われてできる自然現象です。 蔵王の樹氷は、青空に純白の衣、暗闇に七色のドレスと、昼夜で異なる表情を見せる極寒の自然が生み出す絶景です。奇跡のスノーモンスターたちが作り出すその姿は、見る者を圧倒します。 樹氷原ナイトクルージングは、冬の早い日暮れ後、温泉街の近くからロープウェイで樹氷高原駅へ向かい、雪上車に乗って樹氷幻想回廊ツアーが始まります。外気温は氷点下ですが、暗闇...»
庄内藩主として酒井家が約250年間にわたり居城とした「鶴ヶ岡城」跡に整備された公園です。市の中心部に位置し、敷地内には堀や石垣、樹齢数百年の老杉があり、当時の城郭の様子を偲ぶことができます。文化財や史跡が集中していて、日本の歴史公園100選に選定されています。 園内は四季を通して美しい花々が咲き揃います。特に桜が有名で、約730本の桜が植えられており、日本さくら名所100選にも選定されています。春になると、一面が桜色に染まる美しい景色を楽しむことができます。...»
大宝館は、鶴ヶ岡城跡に整備された鶴岡公園内に位置する洋館です。1915年、大正天皇の即位を記念して建てられたオランダのバロック様式の建物で、ドーム型の赤い屋根と白壁が特長です。かつては市立図書館として利用されていましたが、現在は鶴岡ゆかりの人物を紹介する郷土人物資料館として使われています。...»
山形の観光地として有名な山寺(立石寺)の奥にある垂水遺跡は、大正時代頃まで山伏が修行していた場所です。この遺跡は、慈覚大師円仁が山寺を開山した際の修行宿跡とされており、目の前の窟もその一つです。 巨大な岸壁には蜂の巣状の穴や洞があり、古峯神社や稲荷神社が祀られています。また、巨大な岩の割れ目からは水が滴り、暗がりの中ほどには不動明王が拝されています。 左手の岩肌には千手観音が線刻されていたと伝えられています。これらの自然の妙と神仏を崇拝する先祖の心が垣間見える場所です。...»
熊野大社は「東北の伊勢」とも称され、和歌山県の熊野三山、長野県の熊野皇大神宮とともに日本三熊野の一つに数えられる、山形県内有数のパワースポットです。縁結びで有名なこの神社は、訪れる人々に強いご利益をもたらしています。 東北の伊勢とも称される熊野大社は、山形県南陽市にある神社です。縁結びで有名なパワースポットとして、多くの参拝者が訪れます。...»
あつみ温泉は、日本海の海岸から山あいを2kmほど入った温海川両岸に位置しています。昔は農民が農閑期や盆に湯治に集まり、朝市で魚、野菜、山菜などを買って自炊していたという歴史があります。 温泉街を流れる温海川沿いには7軒の旅館があり、木造3階建ての老舗旅館も並んでいます。温泉街の中心部には足湯が3箇所整備されています。 国土交通省の「くらしのみちゾーン」の登録や「スーパーモデル地区」の指定を受け、歩行者優先の道路として整備されています。...»
上山城は、山形県上山市にあった日本の城です。別名「月岡城」とも呼ばれ、かつては最上氏、伊達氏、上山氏など多くの武将によって治められてきました。江戸時代には上山藩の藩庁としても機能し、城下町とともに栄えました。しかし、1873年の廃城令の影響で上山城は取り壊されてしまいます。 1982年に上山城跡に模擬天守が築かれ、郷土資料館としてよみがえりました。館内には、上山城や上山藩に関する資料が展示されています。また、天守閣からは上山市街地や蔵王連峰を一望することができます。...»
赤湯温泉は、山形県南陽市にある歴史ある温泉町です。開湯920年以上の歴史を誇り、源義家の弟・義綱が1093年に発見したと伝えられています。義綱が戦で傷ついた兵士たちをこの温泉に浸けたところ、傷が治り湯が赤く染まったことが、赤湯温泉の名前の由来とされています。 上杉家の御湯としても栄え、上杉鷹山も湯治に訪れた場所です。山形県では珍しい町中に位置する温泉地で、米沢盆地の北端部、吉野川の近くに位置し、温泉街が形成されています。周辺には飲食店やワイナリーが点在し、街歩きも楽しめます。南陽市はラーメンの街としても知られており、全国的に人気のラーメン店や個性豊かなラーメン店が多くあります。 赤湯温泉は...»
東沢バラ公園は、山形県村山市にある美しいバラ園です。規模は7ヘクタールで、東日本一を誇ります。750品種、約2万株のバラが咲き誇り、訪れる人々を魅了します。園内は色とりどりのバラが一面に咲き、まさに絶景が広がります。バラの香りに包まれながら、ゆったりとした贅沢な時間を過ごすことができます。 1956年に公園東側の山地を造成し、バラを植えました。見頃は6月上旬と9月下旬で、最盛期にはバラまつりが開催され、さまざまなイベントが行われます。2001年には環境省から「かおり風景100選」に認定され、全国のバラ園で唯一の認定を受けました。「恋人の聖地」にも認定されています。...»
山形県内一の高さ63メートル、幅5メートルの滝で、断崖絶壁から垂直に落下し、その壮麗さは圧倒的です。段差のない直瀑の滝としては東北地方でも有数の規模を誇ります。 この滝は、およそ1200年前に高僧・弘法大師(空海)が神のお告げにより発見し、命名したとされています。 かつて山岳宗教の修験場として利用され、厳しい修行が行われました。滝の前には御嶽神社が祀られ、現在もパワースポットとして多くの人々が訪れています。...»
山形城は、輪郭式の平城として知られ、堀と石垣が残る山形城跡は春には桜の名所として賑わいます。山形城は、東北屈指の戦国大名・最上義光が築き上げた名城で、国の史跡および日本100名城に選定されています。山形市の市街地に位置し、第二次世界大戦後は霞城公園として一般公開されました。 近年、発掘調査と復元工事が進行中で、1991年には城門の「二ノ丸東大手門」、2005年には「本丸一文字門大手橋」などの復元が行われ、往時の趣きを取り戻しつつあります。 現在は桜と観光の名所になっています。公園内やその近くには、山形市郷土館(旧済生館本館)、山形県立博物館、山形美術館、最上義光歴史館などの多くの文化施設が...»
米沢の奥座敷と呼ばれ、平安時代の女流歌人・小野小町が発見し、戦国時代には伊達政宗が湯治したと伝えられる温泉です。泉質は含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉。PH6.9の中性で刺激が少なく、お肌にやさしい温泉です。 化粧水にも使われるメタケイ酸を多く含む美肌の温泉です。全国でも珍しい飲泉も可能で、浴用と飲用の相乗効果が期待されます。2つの足湯もあり、温泉街を歩いて疲れたら足湯で一休みするのもおすすめです。...»
上杉記念館(旧上杉伯爵邸)は、1896年(明治29年)に米沢城二の丸跡に上杉家14代茂憲(もちのり)伯爵の本宅として建てられました。しかし、1919年(大正8年)の米沢大火で焼失しました。 1925年(大正14年)には、総ヒノキの入母屋造りの建物として再建され、東京の浜離宮庭園を模した美しい庭園と、落ち着いた中に気品が漂う純日本風の邸宅になりました。かつては「鶴鳴館(かくめいかん)」と呼ばれ、国の登録有形文化財に指定されています。...»
亀岡文殊は、真言宗智山派の寺院で正式名称は「大聖寺」、山号は松高山です。この寺の文殊菩薩は「亀岡文殊(亀岡の文殊)」と呼ばれ、寺院の通称として知られています。文殊菩薩は智慧を司る仏とされ、知恵の象徴ともなり、学問の神様として有名です。 亀岡文殊は、安倍文殊院(奈良県桜井市)、切戸文殊(京都府宮津市)とともに日本三文殊の一つに数えられ、初詣や受験シーズンには多くの参拝客で賑わいます。境内は約2万坪、境内続きの山林は60余町歩もあり、1200年以上の歴史を誇る東北地方の名刹です。...»
蔵王温泉街の最も奥に位置している、大自然に囲まれた開放感あふれる絶景露天風呂です。この大露天風呂は階段式で4段あり、全てを合わせると100畳もの広さになります。上流の2段が女性用、下流の2段が男性用で、合計200名が同時に入浴可能です。源泉100%の掛け流し温泉で、美肌効果や血管の若返り効果が期待できます。...»
日和山公園は、酒田市街、酒田港、日本海、最上川から出羽三山まで一望できる場所に位置しています。園内には芭蕉の句碑や白亜の木造六角燈台、大正時代の医院、西廻り航路開発に貢献した河村瑞賢の記念像などがあり、広さは3.9ヘクタールです。 日本の都市公園100選、日本の歴史公園100選の一つで、日本の夕陽百選にも選ばれています。桜の名所でもあり、毎年4月中旬には酒田日和山桜まつりが開催されます。...»
白川湖の水没林は、春先の雪解け水が白川湖に流れ込むことで満水になり、新緑のシロヤナギが水の中から生えているかのような幻想的な光景を楽しむことができる、2カ月限定の神秘的な風景です。この景色は、白川ダム湖岸公園から見ることができます。 早春の時期には「白の水没林」、新緑の時期には「緑の水没林」と、それぞれ異なる美しさを持っています。 見頃 白の水没林 3月下旬から4月中旬の早春の時期、木々が芽吹く前には湖岸の残雪とともに白に包まれる静寂の世界が広がります。この季節の「白の水没林」は、水面に映る空の青さや残雪の山のシルエットが素晴らしいです。湖面に残る氷を割りながら進むカヌーツアーも見どこ...»
文翔館は、1916年(大正5年)に「山形県旧県庁舎と県会議事堂」として建てられたイギリス・ルネサンス様式を基調としたレンガ造りの建物です。現在は山形県郷土館として一般公開されています。日没から21時30分までライトアップが行われています。...»
リナワールドは、山形県上山市にある東北最大級の遊園地です。園内には急流すべりやバイキングなどの絶叫系アトラクションから、小さなお子様でも楽しめるサンリオのキャラクターとコラボレーションした可愛らしいアトラクションまで、多彩なアトラクションが揃っています。 ステージショーやパフォーマーショーなどのイベントも開催されています。園内にはレストランのほか軽食コーナー、アイス屋やクレープ店もあってグルメも充実。主要温泉街からのアクセスも良好で、かみのやま温泉から車で約10分、蔵王温泉からも車で約20分です。...»
訪れるたびにエメラルドグリーンの水面が変化する美しい池です。この池は、直径20メートル、水深3.5メートルで、湧き水だけで満たされています。水の色は幻想的なエメラルドグリーンで、光の加減により微妙に色を変えていきます。透明な水面を見ていると、底からボコボコと湧き出る水の様子が観察できます。 自然と信仰 丸池様は、鳥海山大物忌神社の境内地であるため、手つかずの自然が残っています。地域住民からは古くから信仰の対象として大切にされてきました。この神秘的な泉は、多くの人々を魅了し、庄内地方でも屈指の映えスポットとなっています。 周囲の環境 丸池様の周囲は、鬱蒼とした樹木に囲まれています。エメラ...»
肘折温泉は、昔ながらの湯治場の雰囲気を今も残す温泉街です。源泉かけ流しの上質な湯とゆったりした素朴な町並みが魅力です。温泉街の真ん中にある旧郵便局舎は、昔ながらの町並みに突然現れるハイカラな建物で、レトロな雰囲気が写真映え間違いなし。名物の朝市では、旬の山菜や野菜がずらりと並び、早起きして地元のお母さん達とのほっこりした会話を楽しむのもおすすめです。 肘折温泉は、「肘折カルデラ」と呼ばれる凹地の東端に位置します。豪雪地帯であり、冬季の積雪量は4メートルを超えることもあります。豪雪地帯だからこそできる冬のイベントを多数開催しています。...»
行列のできる遊佐の名水 胴腹滝は、高さ約3メートルの潜流瀑です。鳥海山の伏流水が山腹から湧き出る様子から名付けられました。身体の「どうっぱら」から湧き出る滝という意味です。一・二ノ滝渓谷に向かう途中、杉の木立が照り続ける陽射しをさえぎり、山の斜面から豊かな清水が湧き出しています。滝は不動尊を真ん中にして、岩の裂け目から左右に二筋の滝が流れています。 ミネラル成分もたっぷり含まれており、右と左の水は水質が違い味が違うと言われています。地元の人たちは、自分の好みに応じて右の水を汲む人、左の水を汲む人、半分ずつ混ぜる人に分かれています。一年中凍ることなく、年間を通して多くの人が水を汲みに訪れます...»
由良海岸のシンボル「白山島」は沖合にある無人島で、約3000万年前に火山活動によって玄武岩が噴出して形成されました。別名は御島(おしま)です。由良海岸の砂浜から島まで約170メートルの朱塗りの人道橋が掛けられており、徒歩で島に渡ることができます。その景観から「東北の江ノ島」とも呼ばれています。 島内には散策路が整備されており、40分から60分程度で一周できます。夕方になると、日本海に沈む夕陽と白山島のコントラストが絶景を作り出します。夏には期間限定で橋のライトアップも実施されています。...»
上山市の静かな住宅街に佇む、大正時代の蔵と屋敷をそのまま美術館として開放した蟹仙洞。製糸業で栄えた商家の住居と庭園だけでなく、日本の優れた刀や中国の明・清時代の漆工芸品など、約4,000点もの貴重なコレクションが展示されています。...»
江戸時代には奥州街道の宿場町として栄えた羽州街道の要衡です。奥州諸大名の参勤交代の宿駅として、本陣、脇本陣、旅籠屋などを備えて賑わいました。川沿いには古民家や石橋など往時の面影を偲ばせる町並みが広がり、古民家の一部は一般公開もされています。現在は国の史跡に指定されており、往時の町並みがそのまま残されています。...»
鶴岡カトリック教会天主堂は、フランス人神父の設計で1903年(明治36年)に建てられた美しい教会です。赤い塔屋が特徴的で、ヨーロッパ中世紀頃のロマネスク様式の教会建築の傑作です。国の重要文化財に指定されています。この教会の「窓絵」や「黒い聖母マリア像」は、国内でここだけで見ることができる珍しいものです。 ...»
かみのやま温泉は、東山温泉、湯野浜温泉とともに古くは「奥羽三楽郷」の一つに数えられた歴史ある温泉街で、江戸時代には城下町としても栄えました。 上山藩の城下町である羽州街道の宿場町の面影が残る「新湯・湯町・十日町地区」と、蔵王連峰を一望できる高台に佇む「葉山・河崎・高松地区」という二つの異なる趣を持つ地区があります。 無色透明でさらりとしたお湯は、赤ちゃんでも安心して入れる優しい泉質です。保温・保湿効果が高く、美人の湯とも称されています。宿泊する旅館や日帰り入浴ができる旅館、共同浴場、足湯などを巡って、存分に温泉を楽しむことができます。...»
関山大滝は、豪快に流れ落ちる美しい滝です。その滝壺はエメラルドグリーンの輝きを見せ、多くの訪問者に感動を与えています。この滝は、奇岩怪石に富む渓谷を流れ落ち、その高さは10メートル、幅は15メートルに及びます。心地よいマイナスイオンを感じられる穴場スポットとして知られています。 アクセスと周辺施設 関山大滝は、最上川水系乱川上流部において、国道48号線沿いの「大滝ドライブイン泉や」のすぐ裏手に位置しています。このドライブインは、土産物屋と食事処を兼ねた昔ながらの店構えで、窓際の席からは滝を望むことができます。滝の音を聞きながら、アユ、イワナ、玉こんにゃく、みそ焼きおにぎり、おでんといったお...»
米沢藩を治めた上杉家の初代謙信公から12代斉定公まで、歴代藩主の廟が並ぶ「上杉家廟所」は、杉木立に囲まれた静粛で厳かな雰囲気を醸し出しています。参道を進むと、凛とした空気が感じられます。 以前は2代目の景勝公を中心に左右交互に廟が建てられていましたが、越後春日山(新潟県)から会津を経て米沢城本丸に祀られていた謙信公のご遺骸が1876年に上杉家廟所に移され、現在の謙信公を中心に整然と廟が立ち並ぶ景観となりました。 この景観は上杉家の質実剛健の家風を今に伝え、上杉家と米沢藩の歴史を物語っています。現在でも、謙信公や歴代藩主を偲んで全国から参拝者が訪れます。...»
米沢城の本丸跡地でもある松が岬公園に隣接している「伝国の杜 米沢市上杉博物館」は、武家として栄えた上杉家ゆかりの貴重な品々を所蔵しています。 最も注目すべき展示は、国宝「上杉本洛中洛外図屏風」です。これは、京の都の日常風景を描いた屏風で、織田信長から上杉謙信に送られたと伝えられています。 また、『成せばなる 成さねばならぬ 何事も』という名言を残した九代目米沢藩主・上杉鷹山公の功績を振り返る展示もあります。上杉家の歴史と米沢の文化を深く知ることができます。...»
鳥海山大物忌神社は、山形県飽海郡遊佐町に位置し、出羽国一宮として知られる神社です。この神社は鳥海山の山頂に本社を持ち、山麓には吹浦(ふくら)と蕨岡の2か所に「口ノ宮」と呼ばれる里宮があります。 歴史と創祀 この神社の創祀は、第十二代景行天皇の時代、または第二十九代欽明天皇二十五年(564年)の頃に始まったと伝えられています。鳥海山が噴火するなどの異変が起こると、朝廷から奉幣があり、鎮祭が行われました。 社殿と御祭神 本社は鳥海山の山頂に鎮座し、山麓には吹浦と蕨岡の二か所に「口ノ宮」と呼ばれる里宮が設置されています。御祭神は大物忌大神と月山神で、5月5日の例大祭と4日の前夜祭には吹浦田楽...»
高畠ワイナリーのある高畠町は、ワインに使用されるシャルドネやデラウェア品種のぶどうの出荷量が日本一を誇ります。自社農園や地元農家が愛情をこめて栽培したぶどう、さらには山形のフルーツ(さくらんぼ、ラ・フランス、桃など)を使用し、こだわり抜いた製法で醸造されるワインが人気です。...»
天童市は将棋駒の生産量が日本一を誇り、全国シェア約95%を占めます。そんな将棋の街に、1992年に開館したのが「天童市将棋資料館」です。資料館では将棋の歴史と天童市の関わり、そして駒の製作技術などを紹介しています。天童市の将棋駒は、平成8年に国の伝統的工芸品に指定されました。...»
山形県鶴岡市の中心部、庄内藩主の居城であった鶴岡城の本丸跡に位置する荘内神社は、1877年(明治10年)、旧藩主を敬慕する庄内一円の人々によって創建されました。以来、庄内藩主酒井家ゆかりの神社として、地域の人々の信仰を集めています。社紋は酒井家の家紋「丸に剣片喰」です。 ...»
姥湯温泉は、吾妻連峰の北側、山形県内では最高地の標高1300メートルの奥深い谷間に位置する温泉で、一軒宿「桝形屋」があります。 南画の世界を思わせる奇岩怪岩がそびえ立つ絶壁に三方を囲まれています。背後にはコメツガ、ブナ、ダケカンバなどの原生林が広がり、時折カモシカが姿を見せる仙境に宿を構えています。周辺には奇岩や滝が点在し、美しい自然景観を楽しめるのが魅力です。...»